本
福本伸行作『二階堂地獄ゴルフ』を読みました。"地獄"と銘打っているので、『カイジ』シリーズや『アカギ』のように生死を賭けた戦いをするゴルフ漫画と思いきや、『最強伝説 黒沢』や初期短編集のような人情物のお話でした。ゴルフに詳しくなくても楽しめま…
橘玲(『ぱにぽにだっしゅ!』でない)さんの新著『DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある』を読みました この方の代表作である『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』を読んでからから面白い人だなと思って新しい本が出たら読むようにしてい…
『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 』という本を読みました。1996年~2002年にかけておきた北九州監禁殺人事件について描いたノンフィクション本です 2002年の当時は自分は10歳にも満たない年齢だったのでどのような報道がなされたのか記憶にはないで…
クーリエ・ジャポン編集部による『海外メディアは見た 不思議の国ニッポン 新しい世界』を読みました。 本書は海外の記事を日本向けに紹介しているメディア、クーリエ・ジャポンに掲載された「海外から見た日本」というテーマを扱っている記事を厳選してピッ…
空腹のあなたの目の前にもうもうと湯気を立てたラーメンがやってきます。息を吸うと醤油の濃厚な香りが鼻を通じて脳を揺さぶります。いてもたってもいられなくなったあなたは割り箸をかっさらい、一気に麺をずぞぞぞぞ! さて、こんな時あなたはどんな言葉を…
ファシリテーションとは、会議の場で話し合いのかじ取りをしたり、参加者たちの調整を行ったりすることを意味します。 facilitationという言葉は聞きなれない人でもfacility(施設)という言葉なら知っている人は多いんじゃないでしょうか。実はこの2つの言葉…
みなさんの部屋で一番よくつかわれている色は何でしょう。 モノトーンの部屋は大人っぽく上品な印象ですね。逆にカラフル過ぎる部屋は子供っぽい感じがします。オレンジや黄色を基調とした部屋は暖かそうですし、青っぽい色の部屋は涼しそうです。 普段何気…
読み終わって表紙を見返すと、むしょうに「あーそういうことね。完全に理解した」と言いたくなるこの本。わかりやすい日本語の書き方について書かれた本です。イラストは『ポプテピピック』の大川ぶくぶ先生によるもの。 みんなのユニバーサル文章術 今すぐ…
皆さん、文章が書けなくて困ったことありませんか? 俺ははてなブログの編集画面を目の前にしてしょっちゅうフリーズします。毎日書くとは言ってみたものの何か書けばいいのかわからないときが多すぎるのです。いっそのこと、何も書けないことについて書いて…
『誰も知らない世界のことわざ』を読みました。 『翻訳できない世界のことば』の著者であるエラ・フランシス・サンダースさんの本です。『翻訳できない世界のことば』では単語にフォーカスがあてられていましたが、本書ではことばの組み合わせ=ことわざを特…
「こんなテーマ、面白くねぇわけねぇ!」と思って読みましたが、読み終わって、「あんまり面白くねぇ!」となってしまいました。『性(セックス)と宗教』という本です。 いかがわしい内容を期待して買った俺が全面的に悪いわけですが、いたって真面目な本で…
寡欲都市 ――TOKYO 普段はあんまりタイトル買いというのをしない俺が、久しぶりにタイトル買いをしました。かっこよくないですか? マルノウチスゴイタカイビルとかありそう。 ちょっとSF寄りの本なのかなと思ったら、全く違いました。これは若い人の価値観の…
パオロ・マッツァリーノ"先生"が著された『誰も調べなかった日本文化史 ――土下座・先生・牛・全裸』という本を読みました。 主に新聞資料を基に文化史に関して書かれている本で、扱われているトピックが土下座、全裸、キラキラネームなど面白いものばかり。…
俺は経営者の「俺はこうやって上手くいったんだ!」タイプの自伝本というのを滅多に買いません。なぜかというと手前味噌だから。「俺によると、俺はこんなにすごい」というお話を延々と聞かされている気分になるのです。 ……なのですが、買ってしまいました。…
「こんなふうに畑で子どもを働かせるなんて、本当はよくないことだとわかってるさ。われわれ漢民族にとっては反道徳的だ。でもしかたがないんだ。四川省の貧しい人間にほかの選択肢はない。子どもを預けるところなどないのだから、仕事に連れてくるしかない…
最近、一番笑ったことは何ですか? 自分は2021年のM-1グランプリかもしれません。ちょっと賢い感じの真空ジェシカの漫才が一番ツボにはまりました。 「笑い」って不思議です。面白いと思ったことは確かなのですが、なぜ面白いのか後から聞かれるとわからない…
ある言語でしか共有できない微妙なニュアンスを伴った言葉を紹介する『翻訳できない世界のことば』という本があります。 この本は「ある言語が持つ固有の概念」を綺麗な挿絵と短い解説で紹介するという絵本です。 日本語からも「ぼけっと」「木漏れ日」「積…
将来は結婚して、平凡で明るい家庭を築きたいと思っている俺ですが、先日とある本を読んで衝撃を受けました。 その名も『未婚化する日本: ペアーズ共同調査と統計データが示すその傾向と対策』。マッチングアプリ、Pairsを運営している株式会社エウレカとニ…
『サボる哲学 労働の未来から逃散せよ』という本を読みました。哲学と銘打った本ですが、内容は思想書ではなく著者が日常を過ごす中で感じたことをつづっていくエッセイです。文体もかなり軽め。 この本を書いたのは、栗原康先生という人。大学の非常勤講師…
『最強のエンジニアになるための話し方の教科書』という本を読みました。 俺はITエンジニアとしてフルリモートで働いているのですが、リモートワークだといかんせん対面より言葉で説明しなければならないことが多くなってしまい、口下手な自分はいつも困って…
今週のお題「赤いもの」秋から冬にかけて紅葉やクリスマス、お正月など各種イベントで街に赤色があふれてきます。しかし、我々に最も身近な赤といえば、革命の赤、そう、共産思想ですね。 これを読んでいる同志は「しんぶん赤旗」、毎日読んでいますか。読ん…
読書感想文みたいなタイトルですね。まぁ、実際読書感想文なのですが。 遊廓と日本人 (講談社現代新書) 作者:田中優子 講談社 Amazon 田中優子先生が著された『遊廓と日本人』という本を読みました。内容は江戸時代から発展してきた遊廓について、誕生の経緯…
ダン・アリエリー教授が著した『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』という本を読みました。 ダン・アリエリー教授というのは『予想通りに不合理』という本で有名な行動経済学者の先生で、我々は自分たちの行動を必ずしも合理的に決定しているわけではないとい…
どうもshigoroxです。 先日に引き続き、『認知バイアス事典』の内容紹介をやっていきたいと思います。 チェリーピッキング 都合の良い部分だけ見せて、それ以外の情報を意図的に隠すことをチェリーピッキングというらしいです。英語では「cherry picking」で…
どうもshigoroxです。 このシリーズ、俺の中では第2回で早くもエタりそうな予感がしています。どんだけ飽きっぽいんだ、俺 循環論法 何かを証明したいとき、結論となる部分を前提として用いるようなことを循環論法といいます。 ものすごく単純な循環論法は「…
どうもshigoroxです。 Amazonプライムデーの一環でKindle本が安くなっていたので、何か買わなくては、と思い『認知バイアス事典』を買ってみました。 定価1980円のところ、770円で購入。定価の38%の値段で買えました。お得! 『IT全史』なるものも面白そうだ…