応用情報技術者試験受かってたし! 令和4年度春期

応用情報技術者試験受かってたし! やったし!

2022年の4月17日に受験した応用情報技術者試験、なんと合格していました!

ちなみに合格発表があったのは6月24日の正午。受験から結果発表まで大体2か月ぐらいですね。午後試験で記述式の問題があるので、採点に時間がかかるのでしょう。

正直落ちていたかと思っていました。不合格だと思っていたので、4月17日に受験した後もブログに記事を投稿しまなかったぐらいです。

午前試験は6割以上取れている自信があったものの、午後試験が不安すぎました。

午後試験の内容は午前試験の中から出る(?)と思っていたので、午後試験の対策はほとんどしなかったんです。平成29年度~令和3年度の過去問をすべてやりつくし、対策の限りを尽くした午前試験とは違って、午後試験はぶっつけ本番です。なんてアンバランスな勉強法……。

スコアを見てもその勉強法の影響が見てとれます。午前試験は78点ぐらいで割と余裕で合格ラインを超えている一方で、午後試験は64点。合格ラインぎりぎりです。2問ぐらい不正解だったら、落ちてました。

合格したので満足なのですが、より確実に合格するためには午後試験の対策に時間を割いておくべきでした。かなりの量の長文問題になるので、慣れていないと確実にテンパります。回答する問題は選択制なのである程度的を絞った方が効率的です。

問題の難易度は高めです。基本情報技術者の午後試験は文章が読めればなんとなくで解ける問題が多かったのに対し、応用情報技術者の午後試験はしっかり対策していないと解けない問題が多いように感じました。

また、記述式なので独特の”ノリ”があります。データベースの問題でER図の足りない部分を補ってくださいみたいな問題が出ましたが、正直どのように回答したらよいかわからず、簡単な問題にも関わらず時間を食ってしまいました。矢印(→↑↓←)を記入すればよかったみたいです。おそらくこのような図の空欄を埋めるような問題は頻出のパターンなんだろうなと感じました。あと、SQL文書かせたりする問題も地味にきつかったです。DBに関してCRUD操作を行う際に、いつもGoogle先生を頼りにしている自分的には「ググらせて!」って感じでした。

午後試験の問題の選択の基準ですが、自分はプログラマなので、まずプログラミング(アルゴリズム)の問題は解答しようと思いました。プログラマなのに、アルゴリズムがわかんないじゃ恥ずかしいですから。

なんていいつつ、「落ちた……」と思った試験の後には楽そうな問2のストラテジの問題解いておけばよかったと後悔しましたけど。ざっと見た感じ、2問目のやつはほとんど文章読解と知識確認みたいな問題でした。

問3のプログラミングは自分で考える必要があるので、数学とか論理が苦手な自分みたいなタイプは一番負荷が高い問題です。実際、試験中に何回も頭が爆発しそうになりました。

システムアーキテクチャ、データベース、情報システム開発を選んだ理由は「簡単そうだったから」につきます。結果論になりますが、初見で必要な点数を取れたわけなのでほかの問題に比べて比較的難しくはない部類の問題だったのだと思います。ネットワークとか最初の一行を読んだ時点で捨てました。ネットワーク関連の実務経験がない自分から見ると、異様なまでに難しそうに見えました。

shigorox.net

応用情報技術者試験を受けてみようと思い立った時に書いた記事を見直してみると、「毎日勉強する!」みたいな威勢のいいこと言ってますが実際はそんなんできませんでした。仕事で疲れたから休んじゃえって日が多かったです。

あと、よくよく見ると勉強の計画立てている時点で午後試験のことが頭からすっぽ抜けてそうな感じです。実際、午後試験の対策に時間を割けなかったので計画通りと言えば計画通りです。無計画通りとでも言いましょうか。

 

参考本に使ったトリケラトプスの本(ザウルス本)はよかったです。わかりやすく簡潔に試験の要点を知ることができました。過去問集があるのもよいです。ただし、過去問にしても対策の記述にしても午前問題がほとんどなのがたまに傷ですね。午後問題は午後問題用の別の本があるらしいです。

令和4年度秋期以降の試験を受ける方はきっと別の恐竜が書かれた参考本にお世話になることだと思います。次はアンキロサウルスかな。

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令和4年度春期試験の得点分布が公表されているのでリンクを貼っておきます(一定期間後に削除されるそうなのでスクショも載せます)。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/seiseki_bunpu/ap04h_bunpu.pdf

午前試験の受験者数が32189人で午後試験の受験者数が15249人なのはなぜなのでしょう。IPAの試験には午前試験免除の制度があるので、人数が増える理由はわかりますが、減る理由はわかりません。受験者の中に暗殺者でも紛れ込んでいるんでしょうか。「午前試験の出来の悪さに絶望して、お昼休み中に逃亡した」っていうのが自分が考えた限りでは最も納得のいく理由です。でも、半分以上の人がそんな選択するとはちょっと思えない気もしますが……。自分の知らないところで実は足切りでもあったのかな。

点数に関してはほとんどの人が合格ラインの周辺にいる感じとなっており、バランスのいい分布となっています。正確に計算したわけではないですが試験を受けた人の合格率は、50%強に見えます。応用情報技術者試験の合格率は25%って紹介されることが多いですけど、これはあくまで志願者数に対しての合格率であって、実際に試験を受けた人の中での割合ではないことがわかります。

最後に、今回の応用情報技術者試験は70歳の合格者が出たことでちょっと話題になっています。挑戦するのに年齢は関係ないですね。

www.itmedia.co.jp

というわけで応用情報技術者試験に受かって超うれしいって感じの報告でした。応用情報技術者持ってますって言えば、IT系の企業に勤めていない人に対しても「情報系の知識をある程度持っている人間なんだな」ってはったりが聞きます。IT業界の人に対しては資格なんかより実務経験のほうをアピールしたことほうがはるかに有効なので虚勢をはれませんが……。