M-1グランプリの予選の動画を最近見ています。2024年11月18日現在、3回戦が終わって準々決勝の日程が次に迫っている状況です。ちなみに2連覇を目指す令和ロマンに関しては否定的な立場です。もういいでしょ……
個人的に11月ごろから決勝進出者の発表までがM-1グランプリで一番おもしろい部分だと思うのですが、皆様いかがお考えでしょうか? 決勝に進んだ10組を見て満足して決勝戦は見ない。これが「M-1」の通な楽しみ方です
「面白くなってきた」コンビを探すのが楽しいですね。ネタを見て「なんだコイツは!?」と驚いてネットで検索する。そして「こいつは来るぞ……」と誰にいうでもなく密かに思うのです(友達いない)
M-1グランプリはいつからか予選の動画を一定期間公開してくれています。予選が行われるのは平日ですから、実際に舞台までネタを見に行くことができない社会人にとっては嬉しい取り組みです。そこまでガチじゃない
というわけで3回戦時点で注目しているコンビを勝手ながら紹介してみます(動画はたぶん大会後にリンク切れになりますが一応つけておきます)
愛凛冴
「愛凛冴(アリサ)」というDQN系の芸名のコンビです。ツッコミ役の玲二さんの反社っぽさだけで笑えます。アウトレイジですね
ネタを見てみると、玲二さんの器用っぷりが凄まじい。歌ったり踊ったりしながらのツッコミがキレッキレです。突っ込んだ後にメガネの位置を正す動作がインテリヤクザっぽさを醸し出していてよいです
ボケの横山さんがめちゃくちゃなことをしているのを解説しながら突っ込むというネタの形式です。動きが多くて見てて楽しい漫才。まだ結成3年目のコンビだそうですが、お互いに芸達者で見ていて惚れ惚れする感じでした
エバース
去年、準決勝に言って名を馳せたコンビです。やんちゃそうな見た目の割に意外とトーンは落ち着いていて、キャラではなくしゃべりで勝負するタイプの正統派の漫才師です
3回戦のネタは行動で利き手を使い分ける「クロスドミナンス」をテーマにした漫才でした。ボケの佐々木隆史さんが天然な感じでボケるのに対してツッコミの町田和樹さんが冷静に対処するという形式
町田さんも先程の愛凛冴と同じく柄の悪いツッコミです。サンドイッチマンの伊達さんを彷彿とさせます
共犯者
まず共犯者というコンビ名が秀逸です。金髪でガタイのいいボケの洋平さんの見た目は何とは言いませんがもろにあっち系の人ですからね
ツッコミの国京さんも洋平さんにあわせて柄が悪い風にしています。本名かどうか知りませんが「国京」って名前めちゃ渋くてかっこいいですね
洋平さんのスカした感じのボケが面白いです。こんな感じのおっさんいますよね。国京さんの力強いツッコミとのアンバランスさが笑いを引き立てます
以上3組が自分の中で話題になっている柄の悪いツッコミ三羽烏でした。おもしろヤクザ枠、いいですねー
カラタチ
ポッドキャスト「カラタチの最果てのセンセイ!」の放送が開始してから急に人気になり始めたコンビです。もともと準々決勝には常連で行くような実力派のコンビでしたが、いまいちぱっとしない感じでした。ネタは面白いけど……って感じのコンビですね
アイドルオタクの前田さんとアニメ(エロゲ)オタクの大山さんのコンビです。本人の趣味を存分に生かしたマニアックなボケとツッコミが堪能できます
アイドルオタクを馬鹿にする大山さんが前田さんからアニメオタクであることを馬鹿にされ返して、お互いの趣味の変なところを露呈させていくというお決まりのネタです。ネタはテンプレートになってますね。趣味の話題をそのままネタにできるのは強いです
ポッドキャストで固定客がついたのか、動画から伝わるカラタチのネタ中の観客の雰囲気が妙に温かいです。弱者男性に人気があると思いきや、意外とワーキャー枠になりつつあるのではと思います
十九人
ゆっちゃんwさんの破天荒なボケ? が強烈に印象に残るコンビです。十九人とか言ってますが実際は2人
とにかく大声を出して、ボケ倒すという元気な芸風のゆっちゃんw。そのルール無用っさプリはランジャタイの国崎さんを彷彿とさせます。去年は確か優先席に座るおばあちゃん役をしてました。今年は寿司屋のお客さんですね
動画のコメント欄に「見ていると元気がでます」というコメントがありましたが、すごく共感できます。しょうもないボケを突き抜けるほど明るい感じで連発しているので見ていて微笑ましい。Tシャツジーンズの質素な姿でボケ倒す彼女の姿にはロックンロールを感じます
ゆっちゃんwさんは普段はどんな人なんでしょうか。気になる
フースーヤ
この人たちは今年、決勝に行くんだろうなぁということで挙げます。田中ショータイムさんと谷口さんのコンビで、ダジャレみたいな言葉遊びを変顔と大きな動きで無理やり面白く見せていくというキワモノです
見るときによって面白いと思ったり、つまらないと思ったりまちまちな評価が定まらないコンビです。自分も初めて見たときは「なんだこのクソつまんない奴らは!?」と思いましたが、彼らのネタを何度も見ると、「確かに面白いかも」と思うようにはなりました
3回戦のネタはつまらない寄りのネタでしたが中華コレクションとかハーフタレントのネタとかわけわからないネタいっぱいもってそうなのでこれからの伸びしろ高そうです
今年はNHK上方漫才コンテストで優勝を果たして謎の勢いに乗っている二人。さっさと決勝行ってゲロ滑りするかなにかのマグレで優勝するかしてほしいですね。どっちの姿も見てみたい
センリーズ
3回戦のネタを全部見たわけじゃないですが、見た中では1番面白かったのが彼らです。去年の高校教師のネタが衝撃的でした。「実家の太さ」のやつですね。あれがなぜ3回戦落ちなのかいまだにわかりません
今年もその面白さは健在です。一部カットされた部分でどんなやり取りがされているのか気になるぐらいウケました。「カービィに使うやつやん」とかツッコミとして最高だと思います
きたしろさんのキモツッコミに磨きがかかっていると感じました。あの面白さはうまく言語化できません
きたしろさんもテコンドー近藤さんもどっちも意外にガタイがいいですね。今年ではないとは思いますが、ぜひ決勝の舞台で見てみたいコンビです
以上、3回戦時点での注目コンビ7組紹介しました。もちろん、去年のチャンピオンである令和ロマン含め決勝経験者など安定して面白いコンビはいっぱいいます。だけどそれのリンク貼って紹介するだけだと「そりゃこの人たちは面白いでしょ」ってなっちゃうのであえて少しずらしてコンビを書きました
有名なコンビだと「ニッポンの社長」とか「キュウ」を推してます。準々決勝のネタが今から楽しみです