今週のお題「買ってよかった2021」
自炊で楽したいなら、電気圧力釜は買っておきましょう! ボタン一つ押すだけで自動で料理ができます。
自炊の問題点
自炊の最大のメリットは食費が安くなることです。俺は以前まではコンビニ弁当中毒者でしたが、自炊に慣れてしまうとコンビニの価格設定がいかに高く設定されているかわかります。ファミチキの値段で卵パック買えちゃいますからね。業務スーパーなら肉団子500g買えちゃいます。
ですが、自炊にはある致命的な欠点があります。
それは、時間がかかるということ。
料理など家庭科の時間でしか作ったことのない俺にとってそれは全く想定外の問題でした。お肉を焼いたり、野菜を切ったりするだけで30分ロストしてしまいます。調理後の洗い物の手間も生じるので、時間という面でみるとコンビニ行って食べ物買った方が得です。料理には何かと手間がかかるのです。
お金は使いたくない……でも時間もかけたくない……
そんな欲張りセットな俺に神の啓示が訪れます。
――になさい
え? 死になさい?
――煮るのです
ににに、煮!!!!!
煮の物の利点
「あらやだ、この子ったら。煮物って時間かかる調理方法なのよ」と思ったそこの40代女性! それは少し間違っています。
確かに鍋に具材を入れた後に長時間火にかけなければならないという点において、煮込み料理は時間がかかる料理です。
しかし、実質的に料理をしなければならない時間(ACTR:Actual Cooking Time Ratio)では煮物はほかの調理方法と比べ圧倒的に効率的なのです。なぜなら鍋に蓋をして待つだけだから。その点において、煮物は具材をカットして鍋に放り込んだ時点で完成しているのです。
炒め物や茹でもの、揚げ物には火にかけた後にも手間がかかります。長時間熱源にさらし続けてしまうと焦げてしまって料理が台無しになってしまいますし、茹ですぎると野菜は溶けます。揚げ物なんて油に投入してからが勝負の料理です。
その点煮込み料理は違います。煮込めば煮込むほどおいしくなる(とされている)のですからあとは放置でいいのです。煮込んだ時点で勝ち。煮込み料理は時間ととも料理のおいしさが増していくボーナスラウンド的調理方法なのです。
つまり、煮込み料理には料理にかかる手間暇という点でほかの調理方法に対してアドバンテージがあるというわけです。
業務スーパーのカット済み野菜と煮物のコンボ
「でも、具材をカットする手間はかかりますよね。だったらコンビニ弁当でいいじゃないですか?」と思っているそこの西村ひろゆき! 甘いですね。
業務スーパーのカット済み野菜を使えばその問題は解決します。
ブロッコリー、じゃがいも、たまねぎ、ホウレンソウ……業務スーパーの冷凍野菜は有能野菜の万博博覧会です。人参の乱切りが置いていないことがちょっと残念ですが、それ以外はほぼ困りません。
肉? 肉はどうするかって?
そこで肉団子(160円/500g)の登場です(伏線回収ドヤッ)。徳用ウインナー(1kg/477円)でもいいかもしれません。
焼いたり炒めたりする工程はショートカットが難しいのですが、カットに関してはすでに加工されているものを買ってくれば簡単に省略可能なのです。
というわけで、「カット済みの具材を鍋に入れ火にかける」とたった18文字で料理の工程が説明できてしまうわけです。
味付けはするな!
まだまだ攻めます。上記の説明では料理に関する以下の重要な観点が抜け落ちています。
「おいしいの、それ?」
安くて時間がかからない料理もまずければ無意味です。自炊で「安い、早い、うまい」を実現するにはどうしたらよいのでしょうか。
ここは少し悩みました。煮物って味付けにセンスがいるんですよね。特に和食の煮物はかなり繊細な料理です。
味付けしなくてもいい煮物……それは何でしょう……?
そうカレーとシチューです。市販のルーをドボンすれば失敗のしようがありません。あなたはまずいバーモンドカレーを食べたことありますか? あのハーモニーを破壊することができたとするならばそれはそれでセンスがあります。
加えて、カレーとシチュー、ビーフシチューの三銃士は飽きにくいという利点があります。特にカレーは飽きが来にくい。カレー→シチュー→ビーフシチューのローテーションを繰り返していけば10年先の献立だって作れるでしょう。
電気圧力釜の呼び声
いよいよ、本題……というかすでに言いたいこと言いちゃった感はありますが、さらなる飛躍の一歩として電気圧力釜という便利アイテムをご紹介します。
見た目はほぼ炊飯器ですが、この電気圧力釜くんは圧力を使った煮込み料理ができちまいます。
圧力を使うことで短時間で煮物に味がしみこむ……というオマケがあるのに加え、電気圧力釜のいいところは煮込む時間を決めて料理ができるところにあります。
要するに40分煮込んでね、と命令して調理開始をぽちっと押せば、この家電は命令通り40分間煮込み続けます。さらに、40分経過後は保温もしてくれます。至れりつくセリです。
電気圧力釜の中にはプリセットメニューとしてカレーやシチューなどのメニューが設定されていることもあり、それを使えば時間のこととか本当に何も考えずに料理できてしまいます。上のアイリスオーヤマのやつではシチューのプリセットはないもののカレーはあります。ボタンを押すだけで料理が出てくる自動調理マシンをSF漫画で見たことがある方がいるかもしれませんが、あれに近い感じです。
「ルーとカット済みの具材を入れて、ボタンポチッ!」 これが2022年以降に絶対に流行るさいつよ自炊ハックなのだ!
終わりに
2021年の買ってよかったものというお題を見て「電気圧力釜の話をしよう!」と書き始めたのですが、どちらかというと自炊全般の話になってしまいましたね。
煮物を作るだけであれば別に電気圧力釜でなくともいいとは思いますが、電気圧力釜を使えばさらにらくちんですよということでした。
以上!