『最後の一本~ペニス博物館の珍コレクション~』 この世でもっともどうでもいい類のドキュメンタリー

『最後の一本~ペニス博物館の珍コレクション~』というドキュメンタリーを見ました。

あらゆる動物のペニスを収集して展示することを生きがいにしていたアイスランドに住むシグルズール・ハーターソンさんが自らのコレクションを完成させるための最後のピースである人間のペニスを手に入れるまでの過程を描いたものです。

ペニス博物館の館長のシッギさんの変人ぶりもさることながら、ペニスの献体を立候補したアイスランドの冒険家、パットゥル・アラソン氏や自らのペニス"エルモ"を世界一のペニスにするという野望に燃えるアメリカ・カリフォルニア州在住のトム・ミッチェル氏の奇行にもフォーカスが当てられています。

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コメディ映画……という紹介のされ方をしていますが、「爆笑」という感じの作品ではありません。ペニスに執着する男たちのまじめな議論がどことなくシュールな雰囲気を漂わせていて結果的に笑いを誘うものになっている感じです。そういう点では笑いを期待してこの映画を見るとちょっと肩透かしを食らってしまうかもしれません。

自分も少し期待しすぎた点がありました。思ったよりもまじめな(?)内容のものでした。ただ、子供のころから自分のペニスを残すのが夢だった(ほんとか!?)と豪語するトム・ミッチェル氏については期待通りの変人で、この人の奇行を見るだけでも一見の価値はあると思います。

彼はペニスの提供を申し出てから毎日のように自分のペニスの写真を館長のシグンスール氏に送りつけ、アメリカの偉大さを世界に知らしめるためにペニスに星条旗のタトゥーを掘るというとんでも行為をしでかします。

同じ男として気になったのは、作中でシグンスール氏が異様に気にしている、献体されるペニスの長さに関する懸念。アイスランドではどうやらペニスの長さに関する逸話があり、12.7cm以上の長さのペニスではないと妻を満足させられるペニスではないとされているようです。そのためか、シグンスール氏は提供されるペニスに12.7cm以上のものでなければならないと制約を課しています。

西洋人基準だとそうなのでしょうが、東洋人にしてみれば12.7cmが最小ラインはちょっときついのでは……?

と思って日本人のペニスの平均サイズに関する資料はないかと調べてみたところ、TENGA社が2012年に調査を行ったという「13,56cm」という数値が見つかりました。

https://www.tenga.co.jp/special/fitting2012/

自分の記録だと日本人の平均ペニスサイズはもっと小さかった気がするのですが、生活の西洋化とともに陰茎の大きさも欧米水準となっているのでしょうか。喜ばしい……のかな?

ちなみに、このドキュメンタリーで紹介されているアイスランドペニス博物館のWikipediaの項目では類似の施設として日本の秘宝館が挙げられています。

ja.wikipedia.org

わざわざアイスランドまで旅行に行ってちんぽを見たいとは思いませんが、国内であれば、ちょっくらちんぽを見に行ってみてもいいかなと思った俺でした。

最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~(字幕版)

最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~(字幕版)

  • シグルズル・シッギ・ヒャールタルソン
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