特別お題「わたしの推し」
太祖なる習近平国家主席のほかに推し/スターとして適切な人物がいるでしょうか。彼は9年にわたり広大な中国のトップであり続け、今なお絶大な指導力をもって人民を統治する英雄的存在です。
え、なに? ウイグル? チベット? そんなに興味がおありなら、実際に行ってみてご自分の目で彼らの生活を確かめてみたらいかがでしょうか。どんなに批判的だった方々も帰るときにはもはや別人です。なんたって「地上の楽園」なのですから。
……と、まぁ、特に自分には推しているアイドルとかいなかったので、この世で最も推している人間が多いであろう大スターの習近平国家主席について書いてみようと思います。間違っても彼のことをくまのプーさんとか言わないでくださいね。中国とディズニー、どっちからも怒られます。
習近平さんのお人柄
習近平さんの生まれは中国の北京です。共産党の政治家である父のもとで何不自由ない裕福な暮らしをしていましたが、彼が中学生の時その生活は一変します。
文化大革命が起きて、お父さんが政治的に失脚してしまうのです。結果的に習一家は北京を追われることとなり、陝西省の山間地域に追いやられることとなります。
彼はお父さんが受けた屈辱を胸に留めながら、生産大隊の一員として勤労の日々を送ります。この時の苦労した経験があることから彼は"庶民派"の政治家と呼ばれることもあります。
ちなみに、習近平さんが住んでいた村は深刻な水の問題を抱えており、この時の名残のためか習近平さんは一週間に一度しかお風呂に入らず、一度しか歯を磨かないという生活習慣を持っていたとか(元妻である柯玲玲氏の証言だそうです)。シンプルに口が臭そう。
【前妻・柯玲玲による習近平の評価】
— 黒色中国 (@bci_) 2021年10月17日
「あの人は嘘ばっかり」
「お父さん(習仲勲)がいなければ、出世できなかった」
「お風呂と歯磨きは1週間に1回だけ」https://t.co/rJcWxYwwUS
ちなみに柯玲玲さんは離婚後、英国に移住したそうです。だから、これだけハッキリと言えるのでしょうね(^_^;)
また、その時の住居は土を掘って作った横穴式の住居。あれ、この人ほんとにプーさんなのでは……
いずれにせよ、習近平さんは庶民の生活をよく知っている忍耐強い性格の人物だと言えるでしょう。
習近平さんの呼び名に関するエトセトラ
習近平さんは中国語読みだとXi Jinping(シーチンピ―)と呼びます。最近だと、コロナの変異種がギリシャ文字のニュー(ν)、クサイ(ξ)を飛ばしてオミクロン(ο)と名付けられる事件がありました。WHOの発表としてはクサイが人の名字に使用されることがあることから避けたのだということですが、一部では習近平のXiと発音が似ているから避けたのではないかとの噂です。
本人が嫌っているのか周りが勝手に忖度しているのかは知りませんが、習近平さんにはいくつかのタブーがあります。
前述のくまのプーさんに関することもそうなのですが、「翠」という字にも彼は敏感です。翡翠などの単語に使われる翠の字は、簡体字の「习」が2つと「卒」という字でなりたっているように見えます。「卒」という字は日本の漢字で言う「死」に近い意味を持っており、「习」と「卒」が組み合わさったこの文字は習近平さんにとってはあまり縁起のよいものではありません。
なので、「翠」という字を持つゲームのキャラクターの名前が変えられてしまったり、「翠」という字を使った投稿を行ったSNSのアカウントが不明確な理由でバンされてしまったという事案が発生したようです。
習近平さんの名前関連の騒動で一番面白かったのは、ミャンマー訪問中の習近平氏の記事を翻訳した時のFacebookのやらかしです。
Mr.Shithole(けつの穴氏)はひどすぎます。公表する前に何かおかしいと気が付かなかったんでしょうか。粛清もやむなしです。
あんまり興味がないことに気がつく
ここまで書いておいてなんですが、自分、あんまり習近平さんには興味がないことに気が付きました。
習近平さんによる支配体制が始まってからそろそろ10年経とうとしていますが、彼のキャラクターっていまいち定まっていないですよね。米国のトランプ元大統領やロシアのプーチン大統領に比べると少しネタにしづらい気がします。外見だけ見ると優しそうなおっさんですし、危険な人間なのかそうでないのかあんまりわからないです。
今後、中国が世界の覇権を握っていくにつれ、彼のキャラクターも明らかになっていくのでしょうか。台湾情勢が危うい今、日本にとっても目が離せない人物であることには間違いありません。
というわけで、こんなほぼ出オチみたいな記事をここまで読んでくれたあなたに謝謝です!
我欲疑問符的赤星~♪