いまさら「Slay the Spire」にはまりました。気が付けば土日から水曜日までのプライベート時間をほぼこのゲームに費やしました。
規則正しい生活していたのに、このゲームのせいで俺の生活習慣は棚から落ちたガラス瓶のように砕け散りました。大切なものは失ってはじめて気づくからね、仕方ないね。
ゲームの名前を聞いたことのない方のために簡単に内容を説明すると、「ローグライク」な「カードゲーム」です。ノリは「Hearthstone」のアドベンチャーモードに近いです。
ハースストーンやマジック・ザ・ギャザリングのような通常のカードゲームと異なっているのは、自分が持っているカードを使ってデッキを構築するのではなく、敵を倒していってデッキを構築する点です。要するに自分でカードをかき集めて、かき集めた中で最善のデッキを作っていくという自給自足なカードゲームなのです。マジックのドラフトみたいな感じをイメージしていただければ大体あってます。
対戦相手はAIのみ。これも俺がはまった理由の一つです。対人カードゲームって結局、ある程度強くなるには札束が必要だから……。レアカード持っていないとそもそもまともなデッキを構築し続けることできないなんてこともあります。
その点、「Slay the Spire」は安心です。なんてたって一回買ってしまえばそれですべてのカードが手に入ってしまうんだから!
「Slay the Spire」の白眉な点は、巧みなバランス調整に尽きるでしょう。「勝てそうで勝てない」という絶妙なレベルデザインがなされています。「あのカードがあれば……」「あのレリックがあれば……」なんてことがしばしば。お菓子みたいについつい手を出しちゃう、そんなゲームです。1ゲームあたりの時間が短くてリプレイ性が高いのも中毒性の秘訣なのかもしれないですね。
さて、全くの初心者の俺ですが、先日ついにディフェクターというキャラクターを使ってゲームをクリアすることが出来ました。ここにその記録を記します。
序章
一番最初にアイテムくれるクジラから、通常のレリックの代わりに、インサーターのレリックを受け取ります。なんとインサーターが当たりました! 持っていると戦闘中、オーブのスロットが増えていくという効果のあるアイテムです。
このレリックを受け取った時点で軸は決まりました。フロストのオーブで防御を固めながらちまちまと持久戦を広げるコントロール型のデッキにしよう!
初戦は「狂信者」との戦いです。レベル1の最初らへんの戦いはデッキも弱いですが、戦うモンスターも弱いので正直負ける要素ないです。
勝利後は、3枚のうち1枚を選んでピックします。フロストを軸にデッキ組もうと決めていたので、迷わず「冷静沈着」をピック。
「跳躍」「スチームバリア」「寒波」と防御に必要なカードを徐々にそろえていきます。
防御面はこれでほぼ心配無用になったので、ダメージを稼ぐカードが欲しいところ。
そのあとの商人マスで3戦目で手に入れた「スチームバリア」を削除します。見直してみるとなかなかガバガバな動きしてますね。長期戦になるフロスト軸のデッキには合わないカードだと判断しました。
休憩マスで跳躍を強化。寒波と迷いましたが、攻撃力を上げるぐらいだったら一つのカードで12ブロック稼げた方が安定すると判断。
その後の戦闘で爪を入手。念願の攻撃手段です。使えば使うほど強くなっていくこのカードは持久戦に持っていくこのデッキのコンセプトとマッチしています。
イベント「サ・サ・サ・サーペント」ではお金をもらわずに退却。このイベント、呪いと引き換えにお金をもらった方がいい状況ってあるんでしょうか。
その後の宝箱で「ハッピーフラワー」入手。もらって損はない超有能レリックです。
エリート戦ではインサーターのおかげでこんな愉快な盤面を作ることが可能に。いったん状況を整えてしまえばほぼ盤面のコントロールを握ることができます。
戦いに勝利し、レリック「ヌンチャク」と「スキム」を入手。
次の休憩所では「休息」を選択。余裕だと思っていましたが、意外に体力が削られていました。立ち上がりが遅いのがネックです。
続くエリートのセントリー×3も難なくクリア。こん棒持った赤い鬼の方だったらやばかったです。
入手可能なカードは「オーバークロック」「加速」「スタック」の3種類でしたが、どれも微妙だと思ったのでパス。
神経衰弱のミニゲームで「インターター」との強力なシナジーを持っている「消尽」が出てきましたが、なぜかゲットせず(2枚ともめくれていました)。ガバガバプレイすぎる……いったいどうなってるんだ!?
その後の雑魚戦で、2枚目の「冷静沈着」をゲット。攻撃手段を除けばデッキはほぼこれで出来上がりました。
休憩地点で回復を行い、いざ、ボス戦! 相手は「ヘクサゴースト」 このボス、2ターン目から音楽かかる演出がかっこいいです。
10にまで拡張されたオーブスロットに並ぶフロストの姿は圧巻。楽勝だと思っていましたが意外に追い詰められました。やはり決め手に欠けるデッキです。
ボスレリックは「呪いの鍵」を選択。コストのかかるカードをよく使うデッキではないのでこれでリソース不足とは無縁です。
……とここまでが第一章の攻略。長くなってしまったので、続きの記事で第二章のプレイレポを書きます。