どうもshigoroxです。
現在、絶賛転職活動中なのですが、ついに”あれ”が来てしまいました。
選考結果のご連絡
メールの件名で、自分が不採用だったことがわかります。なぜ、こんな思わせぶりなメールのタイトルにするのかわかりません。「残念ながら不採用となりました」じゃだめなんですか?
文言的にはこのタイトルでも通っている可能性はありうるので、一応中身を開いて内容を確認せざるを得ません。
お送りいただきました応募データにもとづきましてご検討させていただきましたが、大変残念ながら、今回は貴殿のご希望に添いかねる結果となりました。
……わかってはいましたが、見ると辛いですね。
「大変残念ながら」と書かれているので、人事の人は俺を猛プッシュしたが、経営陣が断固として要求を拒否したとかいうドラマがあったのかな? はい、そんなわけないですね。書類選考で落とされたということは、履歴書の経歴の欄を見て、「はい、ダメ!」といった程度の選考しかされていないはずです。
そして、採用人事の必殺技が繰り出されます。
〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈りしております。
いわゆる”お祈り”というやつです。祈られてしまった……!
不採用のメールってなんでこうも回りくどく書かれているのでしょうか。メールのタイトルが「不採用となりました」で、本文は「ごめん」でいいじゃないですか。
最後のお祈りの文言なんて確実に嘘じゃないですか。応募の履歴書が来た人間全員の活躍を本当にお祈りしているのだとしたら、人事部に礼拝所が必要ですよ。不採用の決定を下すたびに採用担当者は胸に手を当てて、「ああ……この人に幸あれ……!」と願いながら静かに涙を流しているのでしょうか。じゃあ、採用してよ。
もちろん、ビジネスマナーであることは重々承知ですし、不採用通知の文言のテンプレートですから対した意味はないことも理解できます。
ただ、受け取ってみる側からしてみると理不尽に思えます。「あなたの会社で活躍したいです」って言っているのに、「あなたの活躍を願っています」で受け答えするのはどうかと……。日本文化を理解していない外国の人からしてみたら、「あれ、これってワンチャンスあるんじゃね?」と誤解してしまうのではないでしょうか。
そんなことを思ったので英語での不採用通知がどうなっているのか少し調べてみると、海外の不採用通知のテンプレを掲載しているサイトを発見。
Candidate rejection email template
欧米圏の不採用通知の最後にはこんな一文が……
We wish you all the best in your job search and future professional endeavors.
欧米の場合は、お祈りじゃなくて、お願いだった!
意味としては「あなたが仕事探しに全力を尽くして、将来の活躍を願っています」ぐらいのニュアンスでしょうか。
なんだ……日本とほぼおんなじではないですか。ちょっとがっかりです。
海外のビジネスメールは日本よりもフランクな感じなのかなと思っていましたが、別にそういうわけでもないみたいですね。勉強になりました。