『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』の実績をコンプリートしました。わあああ
すべての実績解除までにかかった時間は35時間。暇なときにほそぼそとプレイして発売から1ヶ月に差し掛かろうとした時点で完全クリアしました
祇のゲーム自体の感想については以下の記事にまとめています。実績コンプリートしても、感想に変わりはあまりないです。「良作、だけど改善点は多いよね」って感じです
これから書くのは実績コンプリート後の感想なので当然、ネタバレ有りです。ネタバレ避けたい人は読まないようにしよう!
というわけで、感想についてです
実績をすべて解除するには2週目をクリアしなければなりません。2週目にしか出現しないミッションが存在し、そのミッションをクリアしなければ村人を最大強化するための産霊が溜まりません
2週目に追加されるミッションは2つあるのですが、そのうち1つは「◯日以内にステージをクリアする」というもの。文字だけを見ると「制限時間に間に合うように工夫が必要なんだな」と思わされますが、実際には普通にプレイしているだけで達成できてしまうあまあまミッションです。なんのためにあるのか不明です
その他のミッションもプレイに大きく関わるというようなものではなかったです。装備がある程度揃っている前提の2週目なので、特定の魔像の効果を使用しなければ難しいミッションだったり、特定の職業をうまく使うことで達成しやすくなるミッションがあるなどのクイズのように頭を使うようなミッションがあっても良さそうなものですが、そういうミッションは少なかった印象です
「1度もダメージを受けない」系のミッションは確かに普通のプレイよりも注意深くプレイしなければいけないという点で通常のプレイとは異なるのですが、プレイスタイルが大きく変わるわけでもなく、画面として新しいものが見れるわけでもなくやっている側としては「面倒なだけ」でした
2週目の一番のサプライズはラスボスが変わること。1週目のラスボスは「七曲り」でしたが、2週目は七曲りを倒したあとに、もう一つボスが待ち構えています
「宗呪」というボスです。今までプレイヤーが使ってきた技を駆使してくる強いボスです。見た目もかっこいい。万華鏡みたいなステージで戦います
1週目をクリアした時点で絵馬が揃わなかったのでまだ未登場のモデルがあるだろうことは予測していましたが、それはこの真のボスでした。2週目で完全にクリアできるのはカプコンでは「魔界村」から続く伝統となっているのでしょうか
2週目は宗呪を倒すことでエンディングになります。1週目のビターな終わりとは異なり、世代の呪いもちゃんと解けて、ハッピーな終わり方になります
村に平和が戻り、みんなで踊りまくるというエンドなのですが、こういう脳天気な感じが良くも悪くも神道的だなと感じました
演出としてぐっときたのは真エンドを見たあとのタイトル画面の移り変わり。ゲームを始めた時点でのタイトル画面は穢れた門が映し出されているおどろおどろしいものでしたが、最後までプレイしていると宗と世代が並んでいる爽やかな画面になります
「クリアしてよかった!」って感じの絵ですね。鹿と兎がいるのもほのぼのとしていて良いです
3週目、4週目と進めていくと新たな魔像が開放されるとの話ですが、新しいステージが追加されるわけでもないみたいなので、自分の祇のプレイはここで終了です
祇は新しいことに挑戦しようとした意欲作です。大作に話題が取られがちなゲームの話題ですが祇のようなこじんまりとしているがしっかりとした作りのゲームにももっとスポットがあたってほしい、と思いました