仕事が終わってスマホを見たら、知らないやつがいました。
みずほダ…もとい新型みずほ銀行ダイレクトアプリです。
調べてみると、1月26日にAndroid向けにみずほダイレクトアプリの大型アップデートがあったようです。
今回のリニューアルでは、アプリの顔であるアイコンが変わったほか、UIも刷新されました。具体的にどんな感じに変わったのかと言えば、まっさおになりました。触ってみた人にならこれで伝わると思います。以前にもまして青くなりました。
さて、そんなみずほ銀行ダイレクトアプリですが、リリースノートを参考にどんな機能が追加されたかというと、以下の3点のようです。
- 毎月の収支グラフが見れる
- 定期振り込み、振り替え機能
- 利用カードのアプリ化
利用カードがアプリ化されているのは確認できました。以前のアプリでもできていたような気がしなくもないですが、すでに以前のアプリは俺のスマホから消え失せているので確かめようがありません。
それ以外は実際にどのような機能として追加されているのかは不明です。俺はみずほ銀行ダイレクトアプリを使いながら、みずほ銀行ダイレクトに加入していないからです。なぞかけのような文章ですが、事実です。
大学生のころに作ったダイレクトと連携していない普通口座しか持っていません。アプリからは現在の預金残高と過去3ヶ月分の入出金明細しか見れないのです。みずほ銀行のケチ。
もちろん、申請すれば無料で連携できちまうので、自分で行動を起こさない俺に非があるのはあきらかです。
ただ、みずほ銀行ダイレクトに申請しようとするときに、いつも頭にこんな考えがよぎってしまうんですよね。
――俺はみずほと心中する道を選んでいいのか……?
みずほ銀行といえば、IT業界のサクラダファミリアとの呼び名をほしいままにしている悪名高き勘定系システムで有名です。話によると、3つの銀行が経営合併して爆誕したみずほ銀行はは合併の際にどれか1つの銀行で運用されていたシステムに寄せる形でシステムを一本化するのではなく、それぞれの銀行で運用されていた全く異なるシステムを組み合わせて作ろうとしたために複雑怪奇なシステムになってしまったといいます。
そんなみずほ銀行の勘定システムは皆さまからの期待に応えるかたちで障害を起こしまくりました。見かねた金融庁が怒りの業務改善命令を下すというてんまつに。金融庁からのお達しによると2022年の1月17日までに改善案をまとめて提出しろとのことでした。担当者たちの年末年始は穏やかではなかったでしょう。
そんなみずほ銀行だからこそ、みずほ銀行ダイレクトに申請するぐらいだったらほかの銀行の口座を作ってしまったほうがいいのでは、と思ってしまうわけです。
今回のみずほダイレクトアプリの更新だって、一瞬バグかと疑ってしまったぐらいです.。俺の中でのみずほ銀行に対する信頼度は1%ぐらいのもんでしょう。これがほんとのOneみずほ。
最近では、みずほ銀行になら何をいってもいい……みたいな風潮がうっすらとあります。AppleStoreのみずほ銀行ダイレクトアプリの評価はなんと、星5中の1.5。星1つのレビューが大半を占めるという異常事態になっています。
なんだかんだ長年みずほ銀行にお世話になってきた身としては、みずほ銀行の不死鳥のような復活をひそかに望んでいたりします。あんなに落ちこぼれだったみずほ君が見違えるような聖人に! お話としては素敵ですし、実際見てみたいです。ただし、いざという時に怖いので主要な口座はみずほ銀行以外の口座に変える予定ですけど。
ちなみに、iOS向けのアップデートは2月2日に予定されているそうです。Apple Watchとの連携機能が削除されるというおまけつき。悲喜こもごもなアップデートになりそうです。