どうもshigoroxです。
タイトルの通りです。ふと思い立ちました。働きたくないのに働かなきゃいけないのは憲法の基本的人権の尊重に違反しているのでは? 健康で文化的な最低限度の生活って文言あるよな。あれの通りになってないのでは? って
というわけで、働きたくないのに働かなきゃいけないのは違憲なのか? ちょっと調べてみました。
憲法の条文、どん!
国民の生活については、憲法の第三章に記されています。
第三章に属する十一条に以下の記載があります。
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
いわゆる基本的人権の尊重というやつですね。毎日満員電車に乗らされて死んだ顔して揺られている人々は基本的人権が尊重されている状態なのでしょうか。そうは思えません。
ちなみに基本的人権とは何でしょうか
↑の中学生向けのテキストによると、平等権、自由権、社会権、参政権らしいです。
強制労働は自由権に違反してそうなので、労働によって成り立っている社会が違憲状態であることの根拠になりそうです。
もっと決定的な文言があるはずだ……と思って読み進めていくと……第十八条
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
こ……これは! "奴隷的拘束"とはまさに会社に拘束されて、一日の大半の時間をそこで過ごさなければならないことを指すのでは……? やはり俺の置かれた状況は違憲状態でありましたか。
納得、納得。これにて閉廷。としたいところでしたが、第二十七条に衝撃的な文言が登場します。
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
勤労の権利、まではわかります。働きたい人間は働けばいいのです。しかし、その次。「義務を負う」とは何でしょう・勤労の義務??
権利を有し、かつ義務を負うってかなり変な文言じゃないですか? 「あなたはこれをしてもいいし、これをしなければならない」って矛盾してますよね。
そもそも、学生や老人は働いていないわけで、労働の義務が国民の要件として入っているのはおかしいような気がするのは俺だけでしょうか。納税の義務と教育の義務に関しては、まぁ理解できます。特に納税ですね。お金がなきゃ国の運営は不可能なのですから、税金という形でみんなの役に立つ事業を行う。大いに結構です。
ただし、労働の義務ってなんでしょう。宝くじ当たっても働かなきゃいけないのでしょうか。不労所得得ている人々は憲法違反なのでしょうか。
誰しもに等しく認められるべきのは労働の権利のみでしょう。働きたくない人が働かなければいけない状態は身体的拘束を受けているとみなせるので、第十一条及び第十八条で規定されている自由権に違反しています。よって、日本国憲法第二十七条は違憲であると結論づけることができます。
政治家の誰かに、「二十七条を改憲すべきだ!」って主張してくれてる方いないですかね。
俺にとっては最も邪魔な文言なんですけど……