2024/08/05、日経平均株価は前日に比べて-4,451円安の31,458円で終わりを迎えました。多くのニュース記事のタイトルを飾っているようにこの下げ幅は1987年のブラックマンデーを超える史上最大の下げ幅です
折れ線のチャートを見てみると、年始から本日にいたるまで値動きはまるでジェットコースターのコースのような形をしています。7月にバブルを超える日経平均株価史上最高値を記憶したと思えば、その後1ヶ月も絶たないうちに史上最大規模の暴落。こんなにスリリングなアトラクション、他にありますか？ 日本橋兜町は巨大なテーマパークだったのか！
自分は去年の暮れに新NISAなるお得な制度があることを知って、年が明けた1月4日に小銭を握りしめて駄菓子屋に走るがきんちょみたいに株を購入した人間です。1月4日の日経平均株価は始値は33,193円。約半年経って、日本の代表的な企業の株価は平均して-5%ほど上昇しました。うおおお！ これが新たなるNISAの力か！
と、まぁ茶化すのはここまでにしておいて、非常に大変な一日でした。金曜日の夜に発表されたアメリカの雇用統計の結果が悪かったことから日経平均の先物が下がっており、-2000円近く下げた金曜日のあとの月曜日の今日もまだ下がりそうなことは予想できていました。お昼時点での下げ幅は1700円ぐらいだったはずなので「まぁ、こんなものか(感覚麻痺)」と思っていたら最終的に4400円も下げていました……。終値を確認したときに、自分の目を疑いました
幸いなことにすぐに売れる分の株は先週の木曜日(8/1)の朝の時点で全部売っていたために、今回のジェットコースターに真正面から直撃することはありませんでした。先週の自分を褒めてあげたいです。一方で積立している分は死につづけています
4000円安とかいう冗談みたいな下げ幅を実現したのは一体何なのでしょうか？ 木曜日日銀の利上げが株価を押し下げたことは要因の一つでしょうが、たかが0.15%の上昇でこんなに市場が悲観的になるものなのでしょうか。アメリカの株が低調なことも要因の一つ？ 国際情勢が悪く戦争リスクが高まっているのも関係しているかもしれません
何かしら理由があるのでしょうが、その理由がわからないのが「怖い」です。そもそも、ここ最近の値動きは荒すぎてついていけませんでした。一日に株価が2,3%上がったり下がったりするのが頻繁におきていて、単純に心臓に悪かったです
自分が「売ろう！」と思ったきっかけは8/1時点で連日株価が下がっていて、嫌気がさしていたのと、2024年の家庭用ゲーム機市場の展望が見えなかったことが理由でした。自分はゲームセクターの個別株を多く持っていたのですが、年末どうなるかがよくわからなかったので「しばらく上がりそうもないし、とりあえず利益でてる分だけ売ろう」という思いで売りました。ゲーム関連で大きい発表があるまでは下がり続けるんじゃないかな、と予想したのです。ゲーム関連の株をちょっと売るだけだと中途半端なので、「ETFも全部売っちゃえ！(なんか下がり始めてるし)」と意気込み、結果として積み立てているやつを除いてポジションを全部解除した形になります
要するに直撃を避けられた理由は単なるビギナーズラックだったのですが、あのとき売っていなかったらと思うと背筋が凍る思いです。株はリスクを背負うものだと身を持って知らされました。少し前はあんなにイケイケだったのに、今は見る影もありません。株は怖いですね。怖い
今日の20時ごろに日経平均の先物を見てみたら今日の終値よりも少し上がっていました。「-4000円は流石に下げすぎだ！」と思った人たちが株が安くなったのを好機とばかりに新たに株を買おうとしているのでしょう
少し前まで自分が保有していて、売った値段のはるか下で取引されている株たちを見るとたしかに買いたくなる気持ちはわかります。市場につられて値が下がっただけで企業の価値そのものは損なわれていない、と思えば突如始まったバーゲンセールのように見えます。自分が売ったゲーム企業の株だって絶対にそうだと思います。クソゲーを売って暴落するのとはワケが違います
だけど、今買うのは「怖い」。理論や理屈ではないですが、今日のような下落を見てしまうと買うとか売るとか判断する前に「怖い」です
なので、自分の中で8月の株はお休みです。日銀や東証に夏休みをもらったのだと思って売り買いしないで過ごしたいと思います。最近、戦々恐々としていたのでこう宣言するだけで気が楽になる気がします。結局、ノーポジションこそが最強なのだということかもしれません
ブログで株の話なんてするつもりなかったですが、日経平均株価がこんなに下がることなんて人生でもうないだろうし、せっかくなので現在の心境を素直に書き留めておきたいと思い、備忘録的に書きました
