タイトルのとおりです。今年の春ごろに新宿区からプレミアム付商品券の案内が来ました。案内の詳細は覚えていないものの、要するに「1万2500円を1万円で買える権利をバラまくけど、欲しかったら申請しろ?」というものだったと記憶しています
こんなお得なキャンペーンに参加しない手はありません。申し込み期間中に購入上限の5万円分(=6万2500円分)をきっちりと申請しました
「お役所のお仕事なのに気が効いているぜ!」と思ったのは申請から当選通知、クーポン購入、利用までがすべてスマートフォン上のアプリで完結していること。マイナポイントのアプリをベンチマークにしたのでしょうか。お役所のDX化が進みつつあると感じます
(アプリのレビュー見ていると厳しいことがいっぱい書かれていますが、自分は使いやすいアプリだと思いましたよ!)
さて、そんな新宿区プレミアム付商品券。申請時に不安だった点が2つあります
1つは「本当に当選するのか?」ということ
利率25%のクーポンなんてどう考えても得しかないのだから、みんな欲しいはずです。新宿区に住民票をおいている人間すべてに通知が来ているはずですから、単純に考えて応募者数=新宿区の住民のはずです。落選しちゃうんじゃないかとドキドキでした
一体、倍率はどれくらいだったのか……、と新宿区の人口とクーポンの発行数を比べてみます
新宿区のホームページによると令和6年7月1日時点の新宿区の人口は「351,546」。約35万人です
一方でプレミアムクーポンの発行数は1口12500円分を1冊として36万冊(デジタル12万冊、紙のクーポン24万冊)。すべての人が申請したとしても1口であれば必ず当たるようになっているんですね!
自分の場合、発行数が少ないデジタルの方を5口申請しましたから、「もしかしたら5口全部当選するのは難しいかも」ぐらいの倍率だったと言えます。願いがかなったのはちょぴっとラッキーです
余談ですが、発行に手間がかからないデジタルのほうが発行数が少ないのはなんでなのでしょうか。紙のクーポンは「スマホを持っていない人向け」だというのが自分の理解ですが、今どきスマホを持っていない人のほうが珍しいわけですからデジタルと紙の比率は逆で良かったのではと思います。実際使ってみてデジタルのほうが便利だし
懸念の1つ目は「当たるかどうか」でしたが、2つ目は「使えるお店があるのかどうか」です
「なんとかなるだろ」と思ってあんまり調べないで購入可能日の8/1を待っていましたが、調べてみると使えるお店が検索できる一覧ページがちゃんとあったみたいです
標準の状態だと一番上に来ているのが「新聞店」や「整骨院」で何だか微妙な感じですが、調べてみると日常生活で使うお店、スーパーやドラッグストアが名を連ねていることがわかります。「ドン・キホーテ」と「セブンイレブン」があるのだからどう転んでも「買いたいものがなかった」という状態には陥らないでしょう
ここ数日「新宿区プレミアム付商品券」のみで生活していますが困りません。支払い方法はPayPayの2次元コードを読み込んで払う形式と同じで、お店においてあるバーコードを読み込んで支払う金額を入力してお店の人に見せてから支払えばOK。楽です
驚いたことにこのクーポンで銭湯にも入れました
QRコードは大抵↑の「新宿シンちゃん」の下にプリントされているのですが、今回のクーポン配布で「新宿シンちゃん」の評価が上がりました。こいつがいるお店はクーポンが使える! かわいくないなって思っていてごめんなさい
マイナポイントのときも思いましたが、今後、「申請すれば使えるサービス」というのは形を変えて増えていくのではないでしょうか。一市民として行うべきは役所からのメッセージを常に見逃さないこと。「権利の上に眠るものは、保護に値せず」というのが役所の基本的なスタンスになりつつあります
東京都にお住まいの皆さんは防災アプリは入れましたか。「東京都防災ブック」なる仰々しい冊子が1世帯に1冊配られたのは記憶に新しいです。その中にはアプリに関する情報もありました。これは「アプリいれろ! いれないと今後困るぞ! 言ったからな!」という東京都からのメッセージなのです。通知がうざいと感じることもありますが、今のところこの防災アプリの大雨の情報はかなり正確です
少々脱線しましたが、話をクーポンに戻しましょう。まだクーポンを使い切ったわけではありませんが、大変便利なキャンペーンだと思います。去年も実施されていたようですし、このクーポンの配布は新宿区では恒例になっていくのでしょう。新宿区の役人たちよ、お小遣いをくれてどうもありがとう!