頂き女子は生まれ変われるか? 絶対に「かわいそうだ」とは思っていけない理由

いただきますのイラスト「食前の女の子」 | かわいいフリー素材 ...

去年の秋頃から弱者男性界隈でにわかに話題となっている頂き女子のりりちゃんこと渡邊真衣被告ですが、ついさっき東海テレビが公開しているこんな記事を見つけて驚きました

www.tokai-tv.com

東海テレビの記者が渡邊真衣被告と交わした手記を元にしたもので、そこには彼女の壮絶な生い立ちと苦痛に満ちた半生が書かれています

――なんて少しでも感じた人間は「こういった人間」がどういう人間かをわかっていません

記事はほぼ渡邊被告のモノローグで構成されており、しっかりとしたジャーナリズムにあるべき客観的な検証が全く存在しません。家族へのインタビューが無理であったことが記事の中にありますが、それであれば地元で彼女を知る人物や元職場の人間、被害者の供述などを織り交ぜて彼女が「他人から見て」どういう人物なのかに迫るべきです。そういう観点がすっぽりと抜けているので単なる「可哀想なりりちゃん劇場」になっています。その意味で東海テレビの記者もなんか飲み込まれてるような感じがする危うさを覚える記事です

そもそも渡邊被告が嫌疑にかけられている主な罪状は「詐欺」です。詐欺師にインタビューしたって適当にでっち上げた都合のいい回答が返ってくるに決まっているのに、なぜか彼女が語ることが事実であることが前提になっているのに疑問を感じます

「こういった人間」に特有の世界観が自分が不幸の星に生まれ堕ちたかのような悲劇的な世界観です。洋の東西を問わず有名な犯罪者の記述を見ていると客観的に見れば明らかに加害者側である彼/彼女らは自己認識的には自分は被害者であると訴えています。家族の仲が悪かった、コミュニティから疎外されていた、辛かった、寂しかった……

それらを聞いて「不幸な生い立ちが犯罪を導いたのだ」と結論づけることもできますが、自分はそれは正しい因果関係ではないと思います

悪いことをしていると自覚している人物は、自分の行為を正当化するために過去の不幸なエピソードを集めてきて、あたかも自分が不幸であったかのように演じるようになるのです。スラム街で生きている子供が生きていくためにパンを盗むのには寛大になろうと考える人は多いでしょう。その心理を他人に、あるいは自分自身に応用して「私、悪くないもん!」という責任転嫁の変化系が行われこのような世界観を生み出されるのです

結論としてはこういう記述をする人間は自己肯定感がすごく低いように見えて、実際は自分の保身に長けているナルシストタイプな人間であると考えます

自分の人生経験上「私ってブスだから……」とか言ってくる人は「そんなことないよ」待ちであることは99.9%確かなはずですが、こういう人は自分を褒めてくれる人が欲しいだけなので「ふぅん、そうなんだぁ」と適当にあしらうのが吉です。なんど「そうだね、ブスだね」と答えたくなる意地悪な衝動を抑えてきたことか……。それを言うとなぜか怒られます。人は他人に共感を求めているはずでは!?

冗談はさておき、だからこそ犯罪者の更生の第一歩は「自分を客観的に見ること」だと言えます。「自分がどう思っていたのか」「自分がどう感じたのか」ではなく、「自分が何をやったのか」を思考の土台としなければ罪の重さを理解することはできません。感情のない監視カメラになった気分で自分の行為を見た場合、それがどう映るのかを意識しなければ自分の行為の意味に気づくことはできないです

このことは渡邊真衣被告に騙されてお金を貢いでしまった弱者男性諸兄にも当てはまります。騙された人は自分のことを「新海誠監督の映画の主人公のように運命の女の子を救うヒーロー」のように感じていたかもしれませんが、客観的に見れば「よくわからない振込先にお金を送る脆弱性だらけのATM」です

弱者男性の端くれとして自戒の意を込めて書きますが、今まで女性に縁のなかった人間は決して自分を過信しないこと。自分が弱者男性であることを自覚していれば騙されません。何も持っていない人に優しい女性など、この世にはいないのです。モテ期は単なる妄想です。いい加減悟りましょう

渡邊真衣被告は多数の「おぢ」から詐取したお金をホストに貢いでいたようです。ここがこの事件の一番理解できない点で、「おぢ」の習性を理解し、彼らからお金を奪っていた彼女がなぜ自分がホストに対して「おぢ」と同じような行為をしていると気付けなかったのでしょうか。いや、気づいてはいたのだがやめられなかった、のが正しい問いの前提なのかも……

……ちょっと考えてみましたが、わかりませんね。言葉通り想像を絶します。アルコール依存症や薬物中毒みたいなものなのかもしれないです。ホストがいないと精神的に不安定になってしまうという強迫観念にさらされていたためにそうするしかなかった、とか。うーん、それもどこかの時点で気づきそうなものですが……

最後に、渡邊真衣被告に有罪の判決が下り刑期を終えたあと彼女は更生することができるのでしょうか

むりむりむりむりかたつむり! と言いたいところですが、Vtuberとかで復活すればうまくいくんじゃないかなと思いました。あれって実際の姿は見えないですからここまで全国的に有名になった彼女でも再起の可能性があります。問題は彼女の刑期が終わるころにはVtuberの中身が人間ではなくなっている可能性があることです。テクノロジーの発展が先か、刑期を終えるのが先か……まずは模範囚を目指せ!

ただ、相手を騙すために嘘をつく性格は変わらないでしょうね。反省したふりをするのがうまそうなので塀の中でどれだけ自分に向き合えるかが課題となりそうです