8月25日(金)から8月27(日)にかけて、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』にどっぷり入り浸っていました。25日の夜からせっせとプレイして、27日の夕方頃にエンディングにたどり着きました
Steamのプレイ時間によるとプレイ時間は「29時間」となっています。ご飯と睡眠(あと大腸内視鏡検査)を除く時間はほぼすべてアーマード・コアでした。どのくらいハマっていたのかというとポケモンスリープで睡眠計測を忘れて、きのみあつめに出しているピカチュウをしおしお顔にさせるぐらいにはハマりました。たまごっちだったらうんこになって死んでましたね。あぶないあぶない
アーマード・コアというのは上に貼り付けているSteamのイメージ画像でも分かる通り、ロボゲーです。ガンダムとかエヴァンゲリオンとかマクロスとか、そんな感じの雰囲気の世界観ですね。こういうこというとそれぞれの作品に存在するコアなファンから総スカンをくらってしまうこと間違いないのですが機械とか車とか興味ない自分からすると、「ああいう感じのロボ」にまとまってしまうのです。クリアしてもその印象は大きくは変わりませんでしたね。「ああいう感じのロボ」を「ああいう感じの武器」を使って戦うタイプの作品です(馬鹿にしているわけでは全然ないので悪しからず)
ガンダムとか知らない(エヴァンゲリオンは見たことあるある)自分みたいな人間の分際で他のロボット作品とアーマード・コアの違いを言ってみるなら、アーマード・コアは「ドライな感じ」ですかね。ロボット作品界隈に詳しくないのであくまで素人の感想です
さて、そんなアーマード・コア。2013年に最後の作品が発売されてから約10年。ファンの人達待望の新作「6」が発売されました。自分は今回の6が初のアーマード・コアとなります。ダークソウルとかエルデンリングとかそこら辺のゲームをプレイしてきた自分としては、同じソフト会社(フロムソフトウェア)が開発するゲームをプレイしてみたくて購入した経緯となります。古参の方々からしてみれば新参者ですね
そんなミーハーな自分がアーマード・コア6をプレイしての感想をつらつらと書きつらていきます
ここではネタバレなし部分について語っていきます
ネタバレありの記事はこちら
ストーリー/設定
ストーリーとか世界設定はかなりシンプルで新規の自分としては非常に助かりました。設定は『「ルビコン」という惑星に「コーラル」というすごい資源が眠っていて、それを巡っていろんな企業とか団体がそれぞれの思惑で争っている』という簡単なものです
いろんな勢力が出てきて、いろんな用語が出てきてなんだかよくわからないまま終わるのかなと思っていた自分にとっては朗報でした。同じフロムソフトウェア開発のファンタジー風のゲーム(ダークソウルとかエルデンリング)よりも遥かにストーリーが明快です
キャラクターも印象的な人物が多くて、盛り上がる展開がいっぱいあってよかったです。ストーリーにあまり期待していない自分としては正直ここが一番ビックリしました。「ロボット出てくるのに登場人物が何言ってるかわかるぞ!」ってなりました。味方や敵がよく喋るのでにぎやかです
5までの過去作品の匂わせも(少なくとも自分がプレイした限りでは)全く感じられず、新規プレイヤーを困惑させるような突き放した感じではなかったのもよかったです
ゲームシステム
ロボット作成と戦闘で大きく2つにゲームが別れている感じです
もちろん、パーツを組み合わせて作ったロボットで敵と戦うという流れになるので結局は1つのシステムなんですが、ロボット作成(アセンブル)と戦闘(ミッション)は明確に分離されています
戦闘に関しては操作感や難易度含め最近のフロムソフトウェアの作品(『デモンズソウル』から始まる一連のシリーズ)にかなり似ているので特質するべきことはなかったです。アーマード・コアがもともとそういう操作系統なのか今回の6でソウルシリーズに寄せたのかはちょっとわかんないですが、ソウルシリーズをやったことある人ならすぐに慣れます。航空機シミュレータみたいに覚えなければいけないボタンがいっぱいあって操作が難しいなんてことは全然なかったです。ロボットがさくさく動きます
言うことなく戦闘は面白いです。特に難易度調整は絶妙で、クリアできなさそうでクリアできる絶妙なところをついています
アセンブルも面白い……ですが、難しいと聞いていたのでちょっと肩透かしくらいました
「やべー俺が作ったやつ、全然動かねー」みたいな感じかと思いきや、武器と各部のパーツと動力源を選べば「動いた!」ってなるのでものの数分で誰でもつよつよエンジニアになれます
自分だけのロボットを作る(組み合わせは無限大!)というゲームというより、いくつかのパターンのうちから最適なものを選ぶスタイルのゲームみたいでした
ネタバレありの部分で後述しますが攻略に関して強い機体のパターンはかなり決まっているのでは……とちょっと思ったり。何でもできちゃうと難易度調整する人が過労死しちゃうからここは戦闘の面白さとトレードオフです
ソウルシリーズとの違い
同じ会社が開発しているゲームだからか、ソウルシリーズとかなり似ている部分があります。特に上述の通り戦闘面ではかなり似ていますし、戦闘の中でも一部システムは近年の作品から輸入してきたっぽいものもあります(「スタッガー」システムは「SEKIRO」の体幹システムから輸入してきたシステムっぽいです)
「なんかソウルシリーズっぽい」と感じてしまうのはソウルシリーズが面白いがゆえの贅沢な悩みですね。不味くない料理を作ろうと思ったら結局カレーっぽくになっちゃうみたいな
「どこが違うんだ」と言われたら「ロボだから違う!」というのが正解なのかもしれないです。ロボットを動かすのは楽しいと思う自分が見つけられただけでも大きな収穫でした
探索要素がないのは自分的にすごくプラスです。マップをうろうろして色々見つけなくて良いというのはわりとストレスフリーです。マーカーに沿って進めばでっかいのがいますから。これはよい
ただし、冒険を楽しみたいって人にとってはマイナス要素でしょう。自分のペースで進むゲームというよりかはお題をクリアしていくタイプのリニアなゲームです。レベルを上げればどうにかなるという部分が少なく、状況打破するためにはプレイングスキルが必要となるので良くも悪くも逃げ場がありません。死にゲー要素を煮詰めた感じですね
まとめ
難しいけど面白い、ロボ好きの人からそうではない自分まで楽しめる良ゲーだった!