どうもshigoroxです。
面白そうな記事を見つけたけど、時間がなくて後で読みたい……そんな時、どこに情報をためておきますか?
また、調べ物をしているときに参考にしたサイトのURLを一時的に一つの場所に集約したいなんてとき、どうしていますか。
そんな時、自分はGoogleKeepというサービスを使用していました。しかし、「scrapbox」という面白そうなサービスがあると聞いて、移行してみることに。
今日は紹介とやりたいことの整理をかねて、scrapboxについて記事にしてみました。
Scrapboxとは
まずscrapboxとは何ぞやについてですが、端的に言ってしまうと「情報整理ツール」です。映画やドラマで記者が新聞記事の切り抜きやメモを張りつけたボロボロのノート=スクラップ帳を使っているような場面見たことありませんか。あれをWeb上で再現したようなツールになります。
少しscrapboxを使ってみて便利だなと思ったことは3つ
・Googleアカウントに紐づいたアカウントが作られるため、使用するまでが非常に簡単
scrapbox用のアカウントを作成しないで済むため、使用するまでが非常にスムーズでした。まるでGoogleのサービスを使っているかのよう。
・すべての情報が「ページ」としてまとめられている
scrapbox内の情報はユーザーの情報含めすべてページにまとまっています。なので、個別にURLがついており相互にリンクを張ることが可能です。
例えば、Gitの初心者本で有名な湊川あい先生が作った『漫画でわかるScrapbox』というページ。なんと、Scrapboxの解説までもがScrapbox上に展開されています。目次や登場人物の紹介が同じ「ページ」という単位になっています。
・チーム間での共有が便利
上記すべてがページで管理されているという特性も相まって、チーム間での情報共有ツールとして非常に便利です。新しく入ってきたメンバーがいたとしても、プロジェクトのURLさえ教えてあげればすぐに資料や議論のやりとりの中身がわかるようになりますからね。チャットツールでやり取りを追っていくのは辛すぎますし、共有ファイルのディレクトリを教えてもらったとしても、どのような階層構造になっているのか新参者にはわからないことが多いのでこれはありがたいです。
でもお前、ぼっちだろ
「チームでの活用が便利って言っても、shigoroxはぼっちだよね? 一緒に使う人間いないよね」。その通りです! でも、賢い俺は活用方法を見つけてしまったのです。
まず、「気になること」ページなるものを作ります。ここに、Web上で見つけた面白い記事や思いついたアイデアなどをぶち込んでいきます。
そして、「気になること」ページの中で何か記事が書けそうだ! と思ったら、個別の記事のページを作ります。例えば、「俺が転職エージェントが嫌いな理由」としましょう。
この時点で実際にブログに記事は書きません。いつか書こうと思って貯めておくのです。状態でいえば、ぬか床に野菜をぶち込んで寝かせているような感じでしょうか。仮にこの段階を着想フェーズと呼びましょう。
同カテゴリで使えそうだなと思ったWeb上の記事があったら、ページにリンクを追加して、個別記事のページをどんどん熟成させていきます。また、入れたい文言やどのような結論に持っていったら面白くなりそうかなどを思いついたら個別記事のページにメモ書きとして残します。これを熟成フェーズと名付けます。
そして、ブログのネタに困った! というとき、Scrapboxのプロジェクトの一覧ページを見て、何かないかと探すのです。適当に書けそうなものをピックアップして、記事を書いていきます。
記事を書く際はscrapboxの個別ページに記事の構成や書く上で考えたことなどもメモ書きとして残します。これが重要。
記事が無事完成。記事を書いた後の個別ページは目立たないようにしたいのでscrapboxのハッシュタグ機能を使って、#書いたよ タグをつけていきます。こうすることで一覧画面ですでに書いた記事とまだ着想段階にある記事を簡単に選別することができます。
ブログの記事は書いて終わりではありません。新しい情報が出たり、間違っていることをコメントで指摘された場合は修正を行わなければいけません。バズった記事の書き直しをしたいということもあるかもしれません。
ここで役立つのが、scrapboxに貯まっている個別記事のページです。仮に書き直したいページが数か月前に作成したものだったりした場合、「この時、どんなこと考えて書いたんだっけ……?」から始めなければなりません。記事上には登場しないが記事を書いたときに参考にしたサイトのリンクや記事を書くのに至った経緯など当然存在します。scrapboxのような情報整理ツールがなければそれを思い出すのは至難の業です。ただ、俺の場合上記のような運用でscrapboxにブログという実態の影の部分としてそれぞれの記事に対する自分の思考のプロセスが残っていますから、思い出すことは容易なわけです。
とまぁ、ブログのためのscrapbox運用を考えてみたのですが、実際にうまくいくのでしょうか。ここから先は未来の俺に期待ということで、今日のところはここまででおしまいにしておきましょう。