
「おっさんどもに告ぐ。頼むから知り合い程度の独身女性を何回も食事に誘わないでくれ」という投稿を目にしました
女性は高い頻度でおっさんからご飯を食べさせられる機会を設けられて困るという内容のものです。自分は女性ではないので幸いなことにおっさんからマンツーマンでご飯に誘われたことはないですが、「行きたくない飲み会」の誘いの経験は豊富です。まぁ、単に自分が飲み会嫌いなだけですね
記事の中で「わかる」と思うのは「なんか断りにくい」ということ。別に「てめぇーらのことが嫌いだから飲み会行きたくねぇんだぞ、おぉん?」とグレているわけではないのです。飲み会には行きたくないから行きたくない。それ以上でもそれ以下でもない
しかし、飲み会の誘いを断るのはなんか角を立たせているようでちょっとした罪悪感を覚えます。自分が一番恐れているのは行かないことを告げたあとの「なんか予定あるの?」の返しの言葉です。夜の予定など自分にあるはずもありません
だから、「ちょっと忙しくて」とかなんとか誤魔化すのですが、嘘をついたことでまた罪悪感を感じます。飲み会を断ったあとの夜は飲み会のメンバーに遭遇する恐れがあるので外で自由に行動ができません
ストレートに「行きたくないです」と言えたらいいのにな、と思う場面が何度もありました。もちろん、この「行きたくないです」は相手に対する攻撃ではなく、自分の気持を素直に伝えるものです。別に飲み会を敵視しているわけではないです。楽しく飲める人は楽しく飲んだらよい。自分は飲んでも楽しくならないから行かないです。先にも述べた通り、メンバーがどうとか、会場のお店がよくないとかそういう次元の話ではないのです。仮に「本物の飲み会」なるものがあるとして行ったら楽しいはずだったとしても、飲み会には行きたくない。本当に「行きたくないから行きたくない」状態です
自分は誘われる側を続けていたので、以前↓(ちょっと違うやつだったかも)みたいな投稿を見て誘う側の苦労も知りました。当たり前ですが断られるリスクがある以上、誘う方は勇気がいります。自分みたいなめんどくさいやつに理不尽な理由で断られたら「せっかく声かけてやったのに」といじけるのもわかりますし、むしろ正当な反応です
誘われ人間は「相手を誘うこと」の加害性を強調して、「興味ないことに誘ってこないで!」みたいに陥ってしまうことがありますが、声を掛けるほうも優しさから声をかけてくれているということは理解したほうが良いと思います。一番最初に言及した「おっさん、女性をご飯に誘いがち問題」に関してはまた別ですが、基本的に誘われ人間は誘い人間に感謝すべきなのです。「ああ……、自分からは声をかけることができない哀れな誘われ人間に声をかけていただき感謝つかまつる」と思いながら「だが、断る!」を言うのが完璧な対応です
「一度誘われたら、次は自分は誘ってあげよう」みたいなマナーがあったらみんなにっこりになるでしょうか。いいえ。そうなると、自分のような人間は人と合うことを極度に恐れるようになります。絶対に会えない闇人間みたいなのが生まれます
「行きたくないから行きたくないです」が真っ当な理由として言えるような社会の空気があればいいんですけどねぇ。まぁ、自分みたいな誘われ人間は「そんな空気、あったらいいな」で終わって社会が変わるのをずーっと待ちぼうけているだけになるんでしょうけど……