ネタバレなし版の感想は以下です。こちらの記事にはネタバレがあります
雰囲気抜群のホラーゲーム「No, I'm not a Human」のネタバレありの感想を乗せていきます
ゲーム全体の流れについて
ゲーム序盤は雰囲気抜群で怖いのですが、「昼->夜」の繰り返しについて慣れてくるとだんだん単調さが際立ってきます
このゲームは14日目に到達した時点で強制的にエンディングなので、プレイヤーは10回以上「来訪者」のチェックをするのですが、自分は途中からめんどくさくなってきました
理由の1つが、来訪者をどんなに部屋の中に招き入れたとしても、プレイヤーは絶対に死なないから。
プレイヤーが死ぬのは、家に一人きりのときにイントルーダーが訪問してきたとき、途中から顔を表す銃を持った自治組織の人間に「来訪者」だと疑われたときのみです。「来訪者」であるかないかにかかわらず家に人がいっぱい居れば自分が死ぬリスクは減るわけですからとりあえず家に入れるが正解になってしまいます(それに家に入れないと会話できないので新キャラが出たときはとりあえず怪しくても入れますよね...)
「来訪者」がプレイヤーに危害を加える存在であれば緊張感でますけど、そうでないので、慣れてくると朝起きて「あ、誰か死んでる」って感じになっちゃいます。単純にゲームの難易度が低いです
もう一つの理由は、ゲームの進行の容易さと相反する「来訪者」の見分け方の難しさ
「来訪者」を見分けるためには歯や手、目や脇の様子を確認してそれぞれの部位に置いて来訪者の特徴が出ているか確認する必要があります。例えば、「来訪者」は歯が真っ白だとテレビで伝えられているのですが、普通の人間にも当然歯が白い人はいるわけで単独の部位だけで見分けをつけることは難しいです。加えて「来訪者」だからといってすべての兆候が現れるわけではありません。目が充血していることは「来訪者」の判断基準の1つですが、目が充血していない「来訪者」もいます。なので、複数の部位を確認して初めて「来訪者」であると確定させることができます
ゲーム中に登場するキャラクターの数は50を超えています。中には確定で「来訪者」「人間」のものもいますが、大多数は検査をしなければどちらかわからない人物です。登場人物の身体的特徴がどうなっているときに「来訪者」なのか、人数分覚えておくのはちょっと困難でした。中にはほとんど登場しないようなレアキャラもいましたし
そういうことを加味すると、1つ目の理由に書いた「来訪者」がプレイヤーに危害を加えないことも含めて「とりあえず入れてみて、誰か死んでたら残念」みたいな雑なプレイを続けるようになってしまいました。9日目に登場するカルト教団の信者が確定で人間で3人も一気に増えるので、このやり方で孤立することはほぼありませんでした
一応、この点において開発者側の意図を汲み取った弁明をするならば、登場人物の特徴を見ればわからないこともないです。「脇毛がない」は「来訪者」の兆候ですが、ムダ毛の処理など全く気にしなさそうなおっさんの脇がツルツルであれば、怪しいです。タバコを吸っていたり、コーヒーを常飲している人物の歯が真っ白であれば怪しい。こういった人物の特性と身体的特徴が一致していない場合、「来訪者」と見分けることができます
しかし……、多くの人物の身体チェックなんてやってらんないし、とりあえず怪しそうなのは「撃ってみる」で解決してしまうことが多かったです
本作はエンディングが10個用意されていますが、達成条件が本筋と別に用意されていて、ここも首をかしげたくなります。キノコのEDなんかがその典型で、6日目の夜に現れる変なおじさんから紙を渡されることによりこのEDのフラグが立ちますが、その条件とは1日ごとにキノコを食べたり、りんごをクリックしたりなどの条件を達成するというもの。「来訪者」が家にどんなにいようが、キャラクターをどんなに撃ち殺そうがあまり関係ないです。このゲームの本筋は「来訪者」を見つけ出すことでは? その意味でこのゲームにおいて「正統な」EDは14日目に家の人物がすべて人間のEDだけだと思います
印象に残ったキャラクター
目が怖い厚着の人

たぶん確定で「来訪者」の人です。なぜ怖いのかあまりわからないですが、見た目が怖いです。言っていることも何だか変
この人物と何日か過ごしていると、自分が「来訪者」であることを自白するイベントがありますが、このイベントが結構怖い
確定で「来訪者」であると判断したあとは、ずっと回れ右してもらっていたので彼を救うイベントがあるかどうかは不明です
隣の家の女の子

子どもなのに絶妙に可愛くないです。不気味かと言われるとそうではないのですが、泣き顔を見せられてもあまり助ける気が起きないデザインです。こういう領域のアートワークって存在するんだって感心しました
一ゲーム中に必ず一度はやってくるので、重要人物っぽいですが……ED分岐に関わっていなさそうだというのが今のところの自分の結論です
なお、この子の脇を検査しようとすると「やりすぎだ」と思われてエネルギーが無駄になります。なんの配慮だよ
ホラーゲームの開発者は意地悪だから、子どもを「来訪者」にしてプレイヤーをびっくりさせてくるだろうと逆張りをして射殺しまくりましたが、この子が「来訪者」であることはなかったです。ごめんなさい
小泉進次郎さんっぽい人

片腕が壊疽している人です。ゲームの後半にやってくるキャラで、結構レアなキャラだと思われます
見た目が小泉進次郎さんっぽくて、ポエムを読むのでたぶん小泉進次郎さんです
笑うと秋篠宮文仁親王っぽくなります。それだけ

ちなみにスクショ撮れませんでしたが、石破茂さんっぽい人もいます
太陽男

まずまずの頻度でやってくるずんぐりむっくりの男です。なんかやな感じです。斜視がだめなのか、シャツが黄ばんでいるのが嫌なのかよくわかんないですが、なんか嫌です
このゲームの人物はこういう、「よくわかんないけど、なんか嫌」みたいな人物をうまく捉えられていると思います。どの人物もちょっと不気味に作られていて、そういった人物を50人以上も作ったのはすごいです
というわけで「No, I'm not a Human」の感想でした