どうもshigoroxです。
愚痴っていやだね、っていう愚痴です。聞いていてあんまり愉快な気持ちになりませんし、言ってもあんまりおもしろくないです。愚痴。
そもそも愚痴って何で愚痴って言うんでしょう。漢字の字面だけ見ると、「愚」と「痴」というとってもネガティブな字が連続して並んでいるのでどう考えてもいい意味には思えません。知ることに病だれがかかっている「痴」という字の凶悪さはさることながら「愚」という漢字もなかなかデンジャーです。「愚」の上側を成「禺」は猿や人形を指します。猿の心や人形の心……というと野蛮だったり空虚である感じがしませんか。
愚痴はもともと仏教用語であり、仏法を知らないこと、人々が無知であることを表した言葉であるようです。三毒と名付けられている主要な煩悩の一つであり、何も知らないがゆえに視野狭窄に陥り、周りのことが見えなくなってしまうことを言うようです。
一般的には愚痴というと、自分の持っている不満を他人に告げることや、ほかの人の嫌なところを話すようなことを言うと思います。愚痴をこぼすとか愚痴るとか使われるときは格式高い仏教用語の「愚痴」ではなく、単にネガティブな感情を吐き出すという意味で使用されます。
愚痴……って言ってスッキリするでしょうか。なんか言った後ももやもやしっぱなしで、対して面白くないですよね。それに笑顔で愚痴って言うものじゃないですし、愚痴っている本人もなんか疲れたような顔していること多くないですか。
脳は主語を理解しない、とは『ストレスフリー大全』等の書籍を執筆されている樺沢紫苑先生のお言葉です。心理学的には自分が放ったネガティブな言葉は全部自分のことだと脳が錯誤してしまうらしく、よって他人の悪口を言っているつもりでも傷ついているのは自分自身だったということも多いみたいです。
と、まぁ、こんな感じで愚痴について超簡単にまとめてみたのですが、書いていて改めて思いました。ああ、やっぱ愚痴って面白くないなぁって。
書くんならもっと愉快なことを書かなきゃいけないですね。「明日は土日で休みだからハッピー!!」とか「今日は夜更かしするぜ!」とか。
暗いことを考えてるって実は自分の生活を暗くすることを望んでいるのかもしれません。人生は一度きり。明るく朗らかに生きたほうが絶対にいいですよね。
愚痴とはおさらば。さぁ、明日も頑張ろう! そんなこと言って、明日は休みなんだけど。