俺の実家は千葉の若葉区というところにあります。
「千葉市」といえば都会っぽく聞こえますが、「若葉区」です。「どこだそれ?」と思った方、正解です。若葉区は千葉市の中では最も地味な行政区で、他県からの知名度はほぼゼロなのです。有名なものが縄文時代にできた貝塚なのだから仕方がない。
さて、そんな若葉区(笑)ですが、彼には千葉県内の最下位を競うライバルがいます。
緑区(笑)です。さいたま市の緑区ではありません。いや、さいたま市の緑区と間違えてもらっても別に構いませんけど。
緑区と若葉区は他の行政区に千葉市のすべてを持っていかれてしまいました。幕張メッセ、海浜公園、静かでおしゃれな住宅街……。残ったのは果てしない自然。我々はそれを2人で分かちあうことにしたのです。若葉と緑……暗にここには「何もない」と言われているような気さえします。
そんな環境で育った俺ですから、「本当のところ、若葉区(笑)と緑区(笑)はどちらが素敵なところなんだろう」とよく考えていました。
若葉区出身の俺に言わせれば間違いなく若葉区だと答えるし、緑区出身の誰かに聞けばきっと緑区だと言い張るはずです。
第三者の意見はないか……とネットの広大な海を漂ってみたところ、面白いものを発見しました。
スマイティの住みたい街ページです。
スマイティによると、俺の街の戦闘力(住みやすさ)は2.99。住みやすさの全国平均値である3.00をわずかに下回っています。
ライバルの緑区はというと……3.55! 負けました。おんなじ緑色系ネーミング区なのに、どうして……!? というか3.55という値は中央区や美浜区、花見川区のそれを上回り、千葉市の中で1位です。緑区、侮れません。
緑区が人気の理由を口コミから探ってみると自然が多く、人口に占める若い人の割合が高いために活気があるというのが主な理由だそうです。
一方で若葉区が不人気の理由は交通の便が悪いからというのがちらほら。区内を千葉都市モノレールが走っていますが、確かにあのモノレールの微妙な感じは元住民としても見過ごせません。懸垂式のモノレールの中では世界一長いというのが売り文句なのですが、ぶっちゃけどうでもいいです。小学生の頃は、乗るたびに「落ちたらどうしよう?」という妄想をしていました。ほとんどの場合、バスの方が安かったりします。
もちろん、若葉区が緑区に後れを取ってしまった理由はそれだけではないのでしょうが……(個人的には都賀駅しか発展していないことが大きな要因かなと思います)、悔しいです。
さて、あなたの町は隣町よりも住みやすい街なのでしょうか。UIが工夫されていて楽しく街のことを知れるサイトでしたので、気になる方はぜひ比較してみてはどうでしょう。