すごいものを見つけてしまいました。
その名も「ゲーミングチェアスーパーデラックスレーシングエグゼクティブオフィスコックピットゲーミングステーションビデオゲーミングチェア」。要するに超豪華なゲーミングチェアです。
注目すべきはその名前の長さ。伝えたいことが多すぎるのか、商品名は60文字超。しかも全部横文字なので呪文のように聞こえます。っていうかゲーミングチェア2回言ってますよね。重要なことなので……ってことなのでしょうか。
サソリを彷彿させる前衛的なデザインのこの椅子は、なんとお値段120万円。どひゃあ。普通の椅子なんて2,3万円もあれば買えますよ。
お値段もりもりの割に、情報量は控えめです。どんなに高くても所詮「椅子」なので購入すれば画像の通りの商品が家に来て、それを部屋のどこかに置けば座れるよっていう商品だと思うのですが、100万越えの商品なのだからもっと説明あってもいいような気がします。
Amazonの販売ページでの説明は以下の通り。
【より贅沢でより快適】高密度のモールドシェーピングフォームと高品質のPUレザーで作られた高級感のあるリクライニングチェアを装備し、非常に快適な質感、128度までの電気リクライニング、そしてユーザーのフラットポジションのための160度以上。
【汎用モニターマウント:】モニターマウントにより、最大49 "または43"の超ワイドサイズのシングルモニターまたは最大3x29 "のトリプルモニターセットアップを使用できます。
【容量】ユーザー:最大275ポンド 最大6'5 "のユーザーの高さ。27"から34 "まで調整可能なモニターの距離により、健康的でより快適な表示が可能になります
【その他のレジャー】ビール/コーヒー/灰皿などのアームレストにカップホルダーを設置し、アームレストの下に開閉可能なサイドキャビネットを設置。
簡単に言うと、座り心地がすごくよくて、モニターが3台までつけられて、台にいろいろもの置けるよってところでしょうか。
海外の商品なので、おそらく英語の文章を日本語に翻訳したものを載せているのでしょう。直訳すぎるためか読んだだけでは「?」な部分が多々あります。
特に意味不明なのが【容量】の部分。椅子の容量ってなんすか? 耐荷重のことでしょうか。日本人には全くなじみのないポンド表記ですが、グラムに変換すると、124Kgぐらいらしいです。しょぼくない?
普通の人間が座る分には全く問題ないので、別にどうでもいいといえばどうでもいいのですが、8つも足がついていて、たった120Kgしか支えられないというのもどうなんでしょう。
「最大275ポンド」に続く文章の
最大6'5 "のユーザーの高さ。27"から34 "まで調整可能なモニターの距離により、健康的でより快適な表示が可能になります
の説明も意味不明です。文章中の「'」とか「"」は何かを示す記号なのでしょうか。設計図を書く人とかにはわかるのかな。少なくとも俺には全く訳が分かりませんでした。文章から察するに、歯医者さんの椅子みたいに高さを調整出来て、サソリのしっぽみたいな部分を調整して椅子のヘッドレスト部分からディスプレイまでの距離を調整できるということなのでしょう。そりゃ、できるでしょ、といった感じ。
そのほかの多くのゲーミング用品と同じく、LEDがついています。ゲーミング用品開発者はなぜLEDを付けたがるのでしょうか。派手に見えるからなのでしょうか。
商品の紹介画像も謎です。上の画像はAmazonに掲載されている2枚目の画像なんですが、なんでセクシーな女の人がそこに? もしかして、ゲーミングチェアスーパーデラックスレーシングエグゼクティブオフィスコックピットゲーミングステーションビデオゲーミングチェアを購入すれば、この女性もついてくるのでしょうか。こりゃ買いだね!
こんな商品、誰が買うんでしょうか。と思っていたら、なんとカスタマーQ&Aに問い合わせをしている人がいました。
このゲーミングデスク1式のディスプレイ等の電子はヘルツフリーでしょうか?それともヘルツに制限はあるのでしょうか?一応住んでいる地域が50Hzなので気になりました。
もっと聞くべきところがあるような……。
ゲーミング用品の世界は広いですね。皆さんも気に入った商品を見つけてみましょう。