早起きできない原因を探ってみる

どうもshirogoxです。

今日、目が覚めてみたら8時でビックリしました。本当は7時ごろに起きて家事をやる予定だったのに!

最近早起きが本当にできなくなってしまいました。在宅勤務が多くなり、遅く起きても勤務時間に間に合うようになったというのもその理由の一つかもしれませんが、それを加味してもひどい有様です。

このままだと、遅刻常習犯になってしまう……! そう思った俺は、なぜ早起きできないのか調べてみるのでした。

www.irisplaza.co.jp

「早起き できない 原因」でググってみて真っ先に出てきたのが、これ。今日は疲れているし、もうこの記事をまとめる記事にしようかなと思ってしまいました。

冒頭に年齢ごとの適切な睡眠時間に関してまとめられている表があります。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf

年齢が上昇すると必要な睡眠時間は減少していく……というのは異様に早起きなおじいちゃんおばあちゃんの存在をしっている俺からしてみれば驚くに値しないデータなのですが、このデータのもととなっている資料、「健康づくりのための睡眠指針 2014」が割と面白そうな資料だったので読んでみます。

この資料は睡眠12箇条という流行らなさそうな(そして2021年現在全然流行ってない)指針を提唱するもので、最初にインパクト絶大な12箇条のご誓文が掲載された後、各項目について、科学的な根拠をもとに開設するという構成になっています。

 睡眠 12 箇条

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

韻を踏んでそうで絶妙に踏んでいないこの感じ……作った人は途中であきらめてしまったのでしょうか。なぜ12個なんだろう。その点も含め、なんだかもやっとします。 

述べられている12個の条文に特に物珍しい主張はありません。この資料の優れた点はこの条文ではなく、その後に続く解説です。

自分が読んで驚いたことをいくつか引用します。

スリーマイル島原子力発電所事故(1979 年)やスペースシャトルチャレンジャー号事故
(1986 年)などにおいて、睡眠不足による眠気がその原因となった可能性が指摘されている

睡眠不足がヒューマンエラーの原因になってしまうよ、ということが書かれています。ニュースになってしまうような事故の原因が睡眠不足というのは拍子抜けな気がしますが、歴史の裏側って案外こういうものなのかもしれません。

年をとると徐々に早寝早起きの傾向が強まり朝型化することがわかっている。約6万
人の欧州人を対象にして概日リズムを調べた横断研究では、加齢による朝型化の度合いは男性でより強いことが示されている。日本の一般住民を対象にした横断研究では、年齢が高い者ほど早朝覚醒の頻度が高いが、その傾向は特に男性で著しいことが示されている

おばあちゃんよりもおじいちゃんのほうが早起きな可能性が高いみたいです。早起きといえばおばあちゃんのイメージがあったので意外でした。俺も将来的には早起きに慣れる可能性大です。

睡眠時間や就床時刻にこだわり、眠くないにもかかわらず、無理に眠ろうとすると、逆にリラックスできず、寝つきを悪化させることがある。そのため、およそ 30 分以上寝床で目が覚めていたら、一度寝室を離れるなどして気分を変える工夫が大切である

眠れないとき、自分は頑張って眠ろうとしてしまうタイプなのですが、これは間違いみたいですね。飼料中のほかの箇所で寝床に入ってからだらだらするのはよくないという主張もされているので、ベッドに入るのは「ここだ!」というときが最適みたいです。眠れなかったら、起きて机で本を読もう!

健康成人を対象にした研究では、6~7 日間睡眠不足が続くと、その後 3 日間、十分な睡眠時間を確保しても、日中の作業能率は十分に回復しないことが示されている

睡眠不足が続くと日中の活動に影響が出るよという主張。寝だめはできないくせに、寝ないことによる継続ダメージはあるみたいです。不公平ですね。

というわけで今日は眠たいので、ここらへんでおしまい。

明日は早起きできそうです。

全く関係ないですが、厚生労働省の健康局ってどんな人が勤めているんでしょうか。みんな元気なのかな。