どうもshigoroxです。
転職活動する前に自分の強みが何か知りたいと思って書店で本を探していましたところ、何やら面白そうな本発見。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』。ドナルド・O・クリフトン博士という心理学の研究者が作成したストレングスファインダーというテストの解説本です。
総ページ数200ページ余りありますが、読者が読むページはそのうちのほんの少しだけ。
序盤に「自分の強みを生かしたほうがいいよ」といった旨の短い導入文があり、「じゃあ、ストレングスファインダー2.0を受けて自分の強みを探そうね」と続く流れになっています
テストセンターはこちら。ちなみに本を購入するとストレングスファインダーを受験できるコードが巻末に付いてきます。
一点注意してほしいのが、本についてくるコードでわかるのは自分の強みの上位5位までのみ。ストレングスファインダーが人の性格特性として挙げているのは全34項目なのですが、上位5位以外の29項目の順位を知りたい場合は5000円程度の追加料金が必要になります。
テストはよくある性格試験の形式で、両側に並ぶ2つの項目に関して、どちらが自分により当てはまるか、もしくはどちらでもないのかを選択していく形式です。
このような性格テストでは普通「自分は楽天家だ⇔自分は悲観主義者だ」といったような相反するような項目が両側に並ぶのが普通ですが、翻訳の精度が悪いのかそれともそもそもそういうテストなのかはわかりませんが、「自分はチームのリーダーとして役に立つ⇔チームのリーダーは協調的であるべきだ」のように必ずしも相反しない項目に対して、どちらに当てはまるかを選ばせるような箇所があり「ん?」と思いました。
さてさて、俺の結果はというと……
1位『共感性』、2位『内省』、3位『適応性』、4位『着想』、5位『慎重さ』という結果です。
映画とか見てもあんまり涙を流さない俺ですが、共感性が高いのには驚きました。共感(Empathy)という言葉、個人的に好きなのでいい意味でのビックリです。
『内省』や『着想』が高いのもうれしかったですね。アイデアを思いついたり、何かについて考えたりすることは好きですから、当たっているとも思いました。
俺の上位の特性についてまとめるなら、「わかるってばよなアイデアマン」といったところでしょうか。
さて、俺はどべの項目も気になったので5000円を費やして全部の項目を開放しました。
ドン!
最下位は34位『活発性』。ワーストで続くのが33位『社交性』、32『コミュニケーション』、31位『指令性』、30位『原点思考』
はい。皆さんお察しの通り、ほかの人と仲良くなるのが苦手な典型的なコミュ障のテスト結果となりました。活動的でなく、社交性もなく、コミュニケーションも取れない。命令を下すこともできず、 過去も振り返らない(キリッ)。わかってはいましたが、影響力の項目がここまでボロボロだと唖然としてしまいました。
クリフトン博士によると、苦手な項目には目をつむりましょうとのことなので、コミュニケーション関連の強みは自分にはないんだなと切り捨てることにしました。
苦手な項目として挙がっていたのでショックなのが29位『分析思考』。これはデータをもとに整合性のとれた結論を導き出す能力なのですが、「ない」と言われるとがっくりです。原点思考の低さも相まって、データアナリストとかデータサイエンティストとかの職業は絶対に向いていないことがわかります。まぁ、数学とか苦手だったし、無理ないね。
34項目すべて明らかにすると、「クリフトン34レポート」というレポートを読むことができます。こちらはよりパーソナライズされた内容であるらしく、詳しくはよくわからないですが、単独の項目についての解説ではなく、ほかの上位項目との関係性に基づいて分析されたレポートだと思われます。俺のレポートの中には例えば"個人の"という言葉が頻出しているので、30位以降に固まっている他人と関わる能力の低さを鑑みた上位項目について述べられています。
はい、それぞれ見ていきましょう。
1位『共感性』
わかるってばよ力がカンストしてるよ、と書かれている部分があり、うれしいです。ただ、コミュニケーション能力はないので、相手の気持ちがわかるだけです。これは完全にテレパシーな陰キャです。
俺「……(あっ、この人今、機嫌悪いな)」
A「何かありました?」
俺「……いえ、なんでもないです(話しかけるのはやめよう)」
2位『内省』
自分の考えをまとめて、書く習慣を付けろよ。ってアドバイスがあります。まさにこのブログで実践している最中なので少し勇気づけられました。
孤立した人間だと思われがちであるというのは耳の痛い話です。実際そうなので、反論できません。
3位『適応性』
Adaptabilityの訳語みたいです。様々なことを受け入れ、それなりにこなす能力とでも言いましょうか。ライブ感で生きている人間なのでしょう。弱点として書かれているとおり飽きっぽく計画性がないです。定型的な仕事よりも非定型的な仕事のほうが向いているのかもしれません。具体的にそれって何って言われると不明ですが。
4位『着想』
うーん、そんなに褒めんといて(照)。アイデアに強みがあるってかっこいいですね!
本能的に読書が好き、と書かれているのですが、仕事が忙しく最近読書してません。インスピレーションの源として本を読む習慣をつけたいです。
5位『慎重さ』
deliverativeの訳語として慎重さという言葉が挙げられているみたいです。審議とか警戒とかいった意味も兼ね備えている単語であるので、慎重さといっても動作の精密性を表すものというよりかは、リスクの少ない選択肢を取ろうとする考え方のことを指しているみたいですね。
てめーはとろい、と言われているような気がするのですが考えすぎでしょうか。診断結果は当たっていますが、何となくうれしくないような……
小さい人間関係を好み、友情は時間をかけてはぐくむ、というのはまさにその通りです。時間をかけてはぐくんだ友情がないのでぼっちなのですが、ま、いつかそういうツーカーな人間が現れるかもしれないということで期待しておきましょう。
結論
強みはわかったけど、どうすりゃいいの? という回答には『さぁ、才能に目覚めよう』の本書で書かれています。強みが活かせる仕事をして、そうでない部分の仕事は避けるか、自分の弱みとなっている項目を長所として持つ人間と組め、とのことです。
思慮深く、共感性に長けた人物がなる仕事……精神科医とかでしょうか? うわー、遅かった。今からお医者さんは厳しいよ!
自分の欠点は行動力のなさと人望のなさであることは明白です。アクティブな人気者と組むのがいいのかもしれませんね。うーん、そういう人って俺の苦手なタイプである可能性高そうだけど。
この結果が活かせるのかどうかはともかくとして、診断結果は割と納得のいくものでしたし、分析内容を読むのは面白かったです。
皆さんもやってみたらいかがでしょうか? では!