どうもshigoroxです。
本日、ひょんなことから少子化の記事を見つけました。大変だなぁと思いました(小並)
少子化関連のニュースに対するコメントでは、「お金がないから安心して子供を産むことができなくなっている! 政府は補助金を出すべきだ」という意見をよく見ます。
お金をばらまけば、本当にみんなが子供を作るようになるんでしょうか? この点俺はかなり疑問に思っています。
例えば、80%オフのカバディ観戦チケットがあったとします。なんでもインドで一番強いチームがわざわざ来日して、日本の一番強いカバディチームと対戦するのだとか。
お得なのは明らかです。インド人なら喉から手が出るほど欲しいチケットかもしれません。でも、カバディなんて興味も関心もない俺たちからしてみれば、どんなにお得だったとしても欲しいとも何とも思いません。
同じように、政府がいくら子育てに関して補助金を出したとしても、そもそも子供を欲しいと思わなかったり、結婚したいとは思わない人にとっては何の魅力にも感じないわけです。それどころか、俺たちの税金をほかのことに使え! と怒るかもしれません。
もちろん、世の中には金銭的な事情で子供を作れないカップルもそれなりにいると思います。だけど、彼らはメディアで取り上げられて注目される割には、少子化の原因の「多数派」ではないのだと思います。
銃があるから殺人が起きるのだ! 的な論法で、お金がないから子供を産むという選択肢が無意識的に排除されて子供を産もうとしないのだ、という考え方もできなくはないのでしょうが、個人的にこれはしっくりきません。
少子化の主な原因は社会中に様々な娯楽が増えていったことで「家族」や「子供」という資産が相対的に価値を失ってきているのが原因なのではないでしょうか。ひと昔前は家族の絆や親子の愛情というのは、人生において重要な要素だと考えられてきました。しかし、そんな絆や血縁は今は個人を縛る鎖と化しました。
誰かに縛られずに自由に生きたい……。自分一人の時間を大切にしたい……。彼女を作る努力、奥さんと仲良くするための気遣い、子育てにかかる心労、これらすべてが「非効率」で「退屈」な人生の象徴になってしまっているのです!
……なんて大見得を切ってしまいましたが、あながちハズレではないと思うんですよねぇ。だってお金が問題なら、お金に余裕がある富裕層ほど子だくさんなはずですが、必ずしもそうではないでしょう。
人って欲しいと思わないものはいくら安くても買わないし、逆に欲しいと思うものは損することがわかっていたとしても大枚叩いて買ってしまうものです。「お金がないから酒が飲めないよ、困ったな。今日は水で我慢しよう」なんて言ってるアル中見たことありますか? 彼らはお酒が手に入らない場合、消毒液からアルコールを精製したり、コンビニで普通に万引きしたりしますよ。
考えてみると子供って入手困難で、かつ十数年の間維持コストがかかり、それでいてリターンが見込めるかどうかわからないという金融商品としては最悪の投資対象ですよね。
そもそも、人間ってなんで子供が欲しいと思うようになるのでしょうか。自己を増殖させたいから……? 死んだ後もこの世界に何らかの形でかかわっていたいから? 考えれば考えるほど、敢えて子供を作る理由ってみつからないような……。
案外、人間にとって子供は単なるセックスの副産物だったりしてね。20XX年「オカモト」を国営化した政府は満を持して新商品を世に送り出した! その名も「オカモトゼロゼロ」。衝撃の軽さ! 装着感がまるでない! かわいい子供のおまけつき!